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【メンバー日記】大田文化の森と「赤毛のアン」


大田文化の森発表会まであと2週間ですね
出演者の皆さん 仕上がり具合はいかがでしょうか?

一足先に保谷発表会に出演した私は 早くも来年の発表会で演奏予定の曲の練習を開始しています
私にとってはかなりレベルの高い曲ですが 好きな曲なので何とか弾けるようになりたいです
先生も 今ではおもしろがって?(^_^;)私に難しそうな曲でも「やってみようよ」と言ってくれます

さて大田文化の森ホールのある大田区 大森 

ここにはかつて有名な翻訳家さんが住んでいました
翻訳書のあとがきには 必ず

「東京大森において」

と締めくくられていました

「赤毛のアン」などを翻訳し 数年前には朝ドラ「花子とアン」のモデルとなった
村岡花子さんです

私は 高校生の頃 なぜか小学生の頃からず~っと私の勉強机の本棚に置いてあった「赤毛のアン」をようやく手に取り読み始めました
母のこだわりで 新潮社の村岡花子さん訳の全10巻です

たぶん夏休みの読書感想文かなんかの題材にしようと読み始めたのですが
読み始めたら もう止まりませんでした
なにしろアンが魅力的で・・・ 1度話し始めると 2ページくらい止まらないんですよ(^_^;)

作中でアンは「器量よしではない」と表現されているので 美人ではないようなのですが とにかく性格がとても魅力的なんです
明るくて怒りっぽくて 空想の世界に入るとなかなか戻ってきません(笑)

農場の手伝いに男の子を引き取るはずの老兄妹のもとに 手違いでやってきた女の子のアン
孤児院に送り返されそうになるのを引き留めたのは 女性恐怖症の兄マシュウの「無言の抗議」でした
マシュウは女性が苦手で 女性店員の店だと ほしいものをはっきり言えず 必要のない熊手や黒砂糖や干し草を買いこんでしまうほどの人物なのですが なぜかアンとは気が合って 腹心の友となるのです

私はこの物語がとても好きになり 高校生の時を皮切りに 今までに全10巻を5回読みました

11歳だったアンも 物語がすすむにつれ成長し 結婚し 子供たちも生まれ 最終10巻では アンの末娘のリラが主人公となります
私は個人的にこの10巻が1番好きです
それまでの幸せな生活が一変し 戦争が始まり アンの息子たちも戦場に・・・
そんな中を末っ子のリラがたくましく成長していく姿が感動的です

昔よく 学研とかのアンケートで 「小学生中学生で読んだ本」とかで 常に上位に入っている「赤毛のアン」ですが
私は未だに 私以上に詳しい人に会ったことがありません
誰かいませんか?
いつでも挑戦お受けいたします(笑)

さてここから少し角度が変わります

数年前「花子とアン」の村岡花子さん 大森のお住まいという事で 当時は大森でアンフィーバーが起きたそうです
発表会場の 太田文化の森ホールでも イベントが行われたり 周辺には作品中に出てくるようなスイーツのお店もできたそうでテレビでも何回も取り上げられたそうです 
そして「赤毛のアン記念館」として村岡さんの住んでいた家が再現されたそうです

ところが 時間の流れとは あまりにも早いというか 残酷というか
最近調べたら もうすでに記念館もスイーツ店も存在しません
発表会途中で抜け出して買いに行こうと思っていたのですが・・・残念です

今 当り前に思っていることが時間の流れですっかり変わってしまうかもしれないという事を 思い知らされた感じです
今一緒にいる人とも会えなくなってしまうかもしれないし
こうやって練習しているピアノも いつまでできることやら

今できる事 大事にしたいと思います
サッカーでもよく言いますよね
「攻撃は最後はシュートで終われ」
外れようが止められようが シュートをうたずに終わるよりはよっぽどマシですからね

http://mimi.official.jp/etc/up-wef23f82fouhwq-_wef/_slide.php?x=data-1506091146.txt

写真は 村岡さんのあとがきの結び 大田文化の森で行われたイベントのポスター いつか行ってみたいカナダのグリンゲーブルス です

byトシ

追記
紅白にもでた●坂明●さんの「あ●た」という歌の歌詞
作詞作曲を手掛けた本人の言うには「学生時代に20分でノートに書きあげた」
そうですが 私にはどうしても 赤毛のアン第3巻「アンの愛情」で 
ギルバート=ブライス(アンにニンジンと言って叩かれた男の子)が 大学卒業時の アンへの2回目のプロポーズの言葉そのもであるように思えてなりません
当時はまだ著作権も健在だったし あの歌に賞を贈った音楽関係者は赤毛のアンを読んでいなかったことは明白です(^_^;)
どなたかご意見お待ちしています


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