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【メンバー日記】子供の頃のピアノ教室の思い出


メンバー日記

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やっと暖かくなってまいりました。春の訪れです。僕は寒いより暖かい方が好きです。暑すぎずちょうど良い春が一番かもしれません。

子供の頃のピアノ教室には、皆様はどのような思い出があったでしょうか。優しかった?厳しかった?いろいろおありかと思います。
子供の頃の定番ピアノ教本といえばバイエル、ブルグミュラー25の練習曲、ソナチネなどでしょうか。いろいろありますね。

 

僕は小学生の頃、決まり切った教本をやるのが嫌でしょうがなかったです。休符や付点音符の細々とした指示を細かく指摘され、先生の通りに音を真似て弾かなければだんだん先生の顔が険しくなる(笑)などがあったのが理由です。


楽譜通りの完全さを厳しく求められますし、細かい分(出来が悪いから?)、進度が遅かったので、ショパンを弾きこなす小学生などには指をくわえて見ているしかなかったです。彼らは努力したのでしょう。


でも、今になってみるとそれは良かったことだったのだと思っています。

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大人になった今、一音一音を大事にするようになっていました。楽譜の指示が大事なのはいうまでもないですが、一音一音のニュアンスを大切にしているつもりです。


弱音の表現にこそ大切なものがあるはずだと思っています。指が複雑に動くとか、そんな極端に技巧に走ったことなんて自分にとってはもはやどうでもいいようにさえになってきました。必要ならば、それらはじきについてくることでしょう。


長年のブランクからの再開ですから、難しい曲などは弾けませんが、それでも自分らしくできればそれでいいやと思っています。今の先生に楽譜の読み違いなどを指摘されればそれはさすがに直しますが^ ^;



子供の頃のピアノ教室の思い出をいくつか挙げるのならば、ひとつは、隣のレッスン中の部屋から流れてきた不思議な七変化をする、トパーズ色と澄んだ瑠璃色の曲でした。ショパンの舟歌です。自分のレッスンが終わった後も、その隣の部屋の演奏が終わるまで、いつもその部屋のドア脇の椅子に座って聴いて待っていた記憶があります。

ロビーで流れているあまりにカッコ良過ぎる曲は一体何なんだと先生に訊くと、ラフマニノフのピアノコンチェルト2番との答え。これも最後まで聴いていたようです(笑)
そのうち弾けるようになるよと先生の言葉がすこしの励ましでした。

今では、それらがピアノを弾く自分のモチベーションの一つになっています。

 

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季節が過ぎるのは早いです。もうそろそろ桜も散る頃でしょう。全ては無常です。移ろう時間のひとつひとつ、その時々を大切にしていきたいですね。

 

 

似顔絵   しゅんぺいT     焼肉食べたい。花より焼肉。

 


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