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【メンバー日記】最初の映画音楽


メンバー日記

写真1の説明突然ですが、クイズです。はじめて映画のために作られた音楽って誰が作曲したかご存知ですか?有名なあの人なんですけど…。
ヒント:1895年12月28日にフランスのリュミエール兄弟がシネマトグラフを公開したことが映画の誕生とされています。
これで大体どの時代の人か目星がつきますかね?

写真2の説明正解は…サン=サーンス!1908年の『ギーズ公の暗殺』という作品を担当したことが始まりでした。
この作品、フランスのフィルム・ダール社(訳すと芸術映画社)が製作したのですが、社名からも分かるとおり、映画を単なる見世物から芸術に昇華しようとしていた会社です。早いうちからアメリカでは娯楽路線、フランスでは芸術路線に進んでいて、国民性が表れているというか何というか…(笑)


写真3の説明フィルム・ダールがどういうことをしていたかと言いますと、高尚な題材を、舞台の名演出家・名優を使って映画化、です。要は舞台をそのまま映画に再現。そのような会社ですから、当時高い名声を得ていたサン=サーンスにオファーを出したことは自然な流れだったのかもしれません。しかし、演劇という既存の芸術を頼り、映画独自の表現を追求しなかったことが、フィルム・ダールの敗因だったようです。

写真4の説明余談ですが、最初に書いた映画の誕生日=シネマトグラフ公開日の上映は、ピアノの伴奏付きだったそうです。シネマトグラフは騒音がひどいから紛らわせるために使ったんだとか。映画とピアノって、実は親密な関係にあったんですよ!

似顔絵なつこ
厄年。



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