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  3. 【運営日誌】ピアノでオーケストラを

運営日誌

写真1の説明いよいよ、全国的に梅雨に入りましたね。
私の地元はそこまで雨が続いているわけでは
ありませんが、来週あたりから次第に天気が崩れる様子。
せめて次回の練習会の日は降りませんように・・。
さて、先日サークルメンバーと「ピアノ以外だと、何のジャンルの作品が好きか」という話になりました。
その中で最も多かった答えが「オーケストラ」でした。
私もオケは大好きで、特にこれからの梅雨の季節は
憂鬱な気分を吹き飛ばす為に、派手なオケ作品を
思い切り聞こうと思っています。
ところでオーケストラと言えば、

ピアノは「一人オーケストラ」だと言われますね。一台で旋律も伴奏も演奏でき、自由で豊かな音楽表現が可能。

そんなピアノの為に、「ピアノ独奏版」として編曲されたオケ作品も数多く存在します。
今回はその中から、いくつかご紹介したいと思います。

写真2の説明〇モーツァルト/アルカン編:「交響曲第40番 (第3楽章)」
作曲家としても有名なアルカンは、

モーツァルトのいくつかの
交響曲をピアノ用に編曲しています。
交響曲以外にも、ピアノ協奏曲第20番の独奏編が有名です。こちらは日本製の自動ピアノにて、世界初録音が行われました。
〇ベートーヴェン/リスト編:「交響曲第1番~第9番」
リストは、ベートーヴェンの交響曲を全曲(!)
ピアノ独奏用に編曲しています。難易度はどれも高め。
全曲録音を行っているピアニストもいます。
〇ハチャトゥリャン/ソリン=カツァリス編:「剣の舞」
ご存知「剣の舞」。こちらをレフ・ソリン(作曲家)が
超絶技巧アレンジしたもの・・・に、
更にカツァリスが手を加えたものです。笑
カツァリス本人にしか弾けないのでは・・。
ちなみに、同じくハチャトゥリャン作曲の
「仮面舞踏会」にも、ソリン=カツァリス編があります。

写真3の説明〇チャイコフスキー/タネーエフ編:

「交響曲第5番 ホ短調」
こちらは独奏ではなく、ピアノ連弾用の編曲です。
壮大な「交響曲第5番」を4手用にした、というだけあって聴き応えは抜群です。
タネーエフは他にも「くるみ割り人形」など、
師匠であるチャイコフスキーの管弦楽作品をいくつか
ピアノ用に編曲しています。
〇オルフ/チュマチェンコ編:「カルミナ・ブラーナ」
スイスのピアニスト、エリック・チュマチェンコによる編曲。オーケストラパートと合唱パートを、

ピアノ1台で完全再現しています。一聴の価値アリ!
〇ワーグナー/ブラッサン編:「ワルキューレの騎行」
おなじみ「ワルキューレの騎行」にも、ピアノ独奏版が
あります。編曲者のルイ・ブラッサンは、ワーグナーの
作品を数多くピアノ用にアレンジしています。
この「ワルキューレ」も、原曲の魅力や雰囲気を見事に

踏襲した、ブラッサンの編曲技術の光る一曲です。
写真4の説明今回は参考に、
オルフ/チュマチェンコ編「カルミナ・ブラーナ」
ttps://youtu.be/hSkgsj3xHWE と、
ワーグナー/ブラッサン編「ワルキューレの騎行」
ttps://youtu.be/AfwopzsB6iU
の、音源を張っておきます。
興味を持たれた方は、覗いてみて下さいね。
聞き慣れたオーケストラの作品も、
ピアノで聞くとまた違った雰囲気で新鮮です。
私も一曲、ピアノ編曲したい交響曲があるのですが、
技術が追い付かず・・いつになる事やら。泣
よろしければ皆さんも、オーケストラ作品のピアノ編曲版を探してみて下さいね。
「一人オーケストラ」の魅力を、是非ご体験下さい。

似顔絵taku
今回紹介した作品。ほとんどカツァリスが弾いてます。

 

ピアノを弾きたい!@広島

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