どうも、T.N.です。猛暑はもう少々続きそうですが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。
※この日記は以下の続編です。
仙台を出て東京へ向かう新幹線。途中下車をしながら、各地のストリートピアノを巡りつつ進んでいきます。
次に降り立ったのは郡山駅。西口から外へ出ると、大通り沿いには人通りの多い繁華街が広がっていました。真夏の日差しの中を歩くこと5分ほどで、郡山ローカルのデパートの「うすい百貨店」に到着しました。
館内に入ると、すぐアップライトピアノが設置されていました。綺麗なペイントが買い物客の目を惹いています。筆者が着いたちょうどその時、小さな子が「ピアノひくー」と言いながらお父さんの手を引き、ピアノの方へと向かっていきました。楽しそうに鍵盤に触れて音を鳴らしているその無邪気な様子に、こちらも思わず笑みがこぼれました。
楽しそうに演奏している姿を見届けたあと、筆者も弾かせていただくことにしました。ここではベートーヴェンのソナタ31番1楽章を演奏。鍵盤に触れると、思いのほか力強い音が響きます。調律もよく整っていて、とても気持ちよく弾くことができました。
ピアノのそばは買い物客が行き交っていましたが、演奏途中で小さい男の子がピアノの傍へ近寄ってきて、興味深そうにじっと弾いているところを見つめていたのが印象的でした。聴いてくださった彼とご家族の方にお礼を伝え、その場をあとにしました。
いよいよ今回の旅最後のストリートピアノへ。郡山駅から新幹線に乗り、隣の新白河駅を目指します。まもなく新白河、デッキに出るとご年配の男性が声をかけてくださいました。
「こちらが地元なんですか?」
筆者がピアノを巡る旅の最中だと話すと、「ピアノですか。そういえば新白河の駅にもピアノがありましたね。ぜひ聴かせてください」と嬉しいお言葉をいただきました。そのまま一緒に新白河で下車すると、改札の前でご友人の方が待っておられました。帰省中で、これから地元の仲間と飲みに行くところだそうです。
「彼、ピアノ弾くんだって!ちょっと聴かせてもらおうよ」
そうしてお二人に案内されつつ歩いていくと、やや小ぶりのグランドピアノが置かれていました。
「いまどんな曲を弾いているんですか?ぜひ聴かせてほしいです」とリクエストをいただき、今度の演奏会で弾く予定のベートーヴェンのソナタ30番から1楽章を披露することにしました。
ピアノを弾き始めると、待合スペースに座っていた方々も次々とこちらに目を向けてくださいました。開放的な駅の空間でグランドピアノを演奏できるのは、とても爽快なひとときです。
演奏を終えると、お二人から「アンコール!」との声をいただき、今度は2楽章を弾くことにしました。演奏を終えると、その場にいた皆さんから自然と温かな拍手が起こり、この場所に来られて本当に良かったと心から思いました。
その後、先ほどの男性が改めて話しかけてくださいました。
「私もこれからピアノを弾けるようになりたくて、最近始めたところなんです。いつかこの場所で演奏するのが夢ですね。」
新しい一歩を踏み出す彼のその思いに、心を動かされました。
「いつかまた白河でお会いしましょう」
お互いにそう言葉を交わして、その場をあとにしました。旅の最後に心に残る素晴らしい思い出ができて本当に良かったです。また必ずこの場所で弾きたいと強く思いました。
【今日の飯テロ】
旅の締めくくりは白河ラーメン。さっぱりとした醤油スープは口当たりがよく、レンゲが止まらなくなります。手打ちのちぢれ麺のもちもちした食感も素晴らしく、とても美味しくいただきました。
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