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  3. 【メンバー日記】おわりのはじまり


ある夜、筆者は自宅でパソコンの画面を見つめながら、一人で悩んでいた。

「うーん、なかなか次のメンバー日記が書けそうにないな…。」

筆者はストピ巡りを趣味としており、過去には2回ストピに関するメンバー日記を投稿してきた。しかし最近は、新しいストピを開拓しに行っても日記が書けなくなってしまったのだ。

理由は単純である。日記に書くダジャレが思いつかないのだ。
「ダジャレなんか書かんでいい、早く投稿しろ」そうおっしゃる方もいるかもしれない。
しかしダジャレは、文章の表現の幅を広げる大切な要素なのである。筆者にとってダジャレのない日記を書くことは、もはや白鍵しかないピアノを弾くことと同じである。

「ああ、俺のストピレビュワーとしてのキャリアも、これでおわりかな…。」

だが次の瞬間、深夜テンションで正気を失った筆者はあることを閃くのだった。

「これでおわり…?」
「おわり…?」
「尾張!!!」

こうして筆者は人生の転機を求めて、すぐさま自宅を飛び出し、名古屋行きの夜行バスに乗り込むのであった。

翌朝、名古屋に到着した筆者はようやく正気を取り戻した。

「俺はなにをやっているんだろう…。」

だが、折角ここまで来たのだ。ただで帰るわけにはいくまい。

近くの喫茶店に入って小倉トーストを頬張りつつ、今回の計画を練ることにした。

手元のスマホで調べたところ、幸いにも名古屋を中心とする尾張地域には、かなり多くのストピが設置されていることがわかった。これは素敵な楽器との出会いも期待できそうだ。

「尾張の時代、始まったぜ!」

まずは、名古屋の中心の栄にそびえ立つ「中部電力ミライナタワー」へ向かった。名古屋テレビ塔としてお馴染みのこちらのタワーだが、最近名称が変わったそうだ。

エレベーターで3階まで上がると、フロアの奥の方にヤマハのグランドピアノが置かれていた。こちらが今回のお目当て、「なごMIRAIピアノ」である。

名古屋のど真ん中、しかも休日の日中であったにもかかわらず、その場にいたのは筆者だけであった。もしかすると、意外と穴場なのかもしれない。

早速弾いてみることにした。鍵盤は程よい軽さで弾きやすかった。調律もしっかり行き届いており、静かな空間に心地よい響きが広がった。ピアノを弾きつつ少し横に目をやると、窓から栄の街を一望できる点もとても良かった。誰も来ないことをいいことに、ついつい3曲、4曲と弾き続けてしまった。

こうして、早速素敵なストピと出会うことのできた筆者は、興奮しながら2か所目に向かうのであった。

尾張編は、まだまだ「おわり」ません。今後もボチボチ投稿していくつもりなので、生暖かい目で見守ってやってください。

<おまけ>
ミライナタワー展望台からの景色

今日の飯テロ


T.N.
ついに公式サイトのメンバー日記の存在が、家族にバレました。父は「ダジャレが思いつかなくなったら俺が考えてやるよ」などと申しております。血は争えないですね。

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