長かった梅雨があけて、毎日信じられないくらい暑いですね。
この時期になると毎年テレビで怪談特集が組まれたりしますが、私はビビりながらもつい見てしまうタイプで、怖い話とかホラー映画は結構好きです。
自分なりに見つけたホラー鑑賞のコツは、危険なシーンがきたら、目だけではなく耳も同時に塞ぐこと。
ホラーは映像ももちろん怖いのですが、あの不気味なBGMによって恐怖感が倍増するので、耳を守ることがとても大事です。
去年の夏にネットで話題になっていた動画で、「幽霊に追いかけられるシーンのBGMを、こち亀の両津勘吉が逃走する時の曲に変えてみる」というものがあったのですが、曲が変わると不思議と恐怖のパニックシーンがそういうコントにしか見えなくなり、音楽の偉大さを感じました。
ホラーBGMのあの何とも言えない不気味さの理由は何なんだろう、とふと疑問に思い、Google先生に聞いてみたところ、「予測のできなさ、得体の知れなさ」を感じる音を聴くと人間は不安になり、恐怖を感じるとのこと。
恐怖感を煽る音をつくるコツをいくつかあげると、こんな感じらしいです。
◆不協和音を多用する
「不協和音BGM」で検索かけたら初代ポケモンの「シオンタウン」のテーマがヒットしました。
子供の頃、この音楽が怖くて、限界を感じるとポケモンセンターに駆け込んでました。
◆ノリづらいリズム
テンポが安定しない曲やリズムをとりづらい曲を聴くと人間は不安定になるそう。
Twilight Zoneのテーマ
https://youtu.be/XVSRm80WzZk
昔「トリビアの泉」で「ドラマ『世にも奇妙な物語』のテーマ曲は手拍子しながら聴くと恐くない」というのがありましたが、確かにやってみると怖くない。ノリの良さは恐怖を克服するようです。
◆しつこくフレーズを繰り返す
みんな知ってるエクソシスト
ブリッジしたまま高速で階段降りてくるシーンはトラウマです。
ここでふと思ったのですが、今までホラーBGMを作曲しようとしたことはないのに、なぜか「不協和音」、「不安定なリズム」、「フレーズを何度も繰り返す」というキーワードにやけに親しみを感じます。
おかしいな~、嫌だな~と思い、違和感の理由がわかってゾッとしたのですが、私が弾くショパンやドビュッシーもどきは、和音を外し、狂ったリズムで、何度も何度も間違えたところを繰り返していて、図らずも恐怖感を煽る音楽の条件に当てはまっているのでした。
この日記を書いていたら色んな意味で怖くなってきたので、今夜はこち亀のBGMを聴きながら眠ろうと思います。
by t.n
ピアノ歴:小1~小4、中学~大学2年まで 昨年レッスン再開
好きな作曲家:ショパン、ラフマニノフ、ラヴェル(気分によって変わる)
その他の趣味:旅行と読書、映画鑑賞。特に好きなホラー映画は『シャイニング』