いつもお世話になっております。T.N.です。
本日は皆様に大切なご報告があり、日記を執筆させていただきました。
私事で大変恐縮ですが、
私T.N.は、
令和四年
三月某日、
結婚
…式場で使われていたピアノを弾きに行きました。
今回やってきたのは、小田急線の秦野(はだの)駅です。新宿から急行で70分ほどの距離にある秦野は、四方を山々に囲まれた緑豊かな町です。丹沢観光の玄関口にもなっており、この日もハイカーと思しき多くの方がいらっしゃいました。
駅を出て、川沿いの道を進んでいきます。鳥のさえずりを聴き、春風を肌で感じながらのんびりと散歩するのは、とても心地よかったです。
のどかな風景を楽しみつつ駅から歩くこと30分、今回の目的地の出雲大社相模分祀に到着しました (バス便もあります)。こちらの神社は、その名の通り島根の出雲大社の分祀であり、「関東のいづもさん」の通称で親しまれています。古くから縁結びの神社、パワースポットとして参拝客が集まっています。
鳥居をくぐると、ヤギの「ももちゃん」がお出迎え。
広々とした境内には、沢山の桜の木が植えられていました。この日はまだ咲きかけでしたが、きっと今頃は満開の桜を楽しむことができるはずです。
こちらが神殿です。島根の本社を思わせる太いしめ縄が、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
そして、こちらが境内の結婚式場です。
建物の外には、ヤマハのアップライトピアノが設置されていました。
このピアノは、元々披露宴会場でお祝いの演奏のため、長年使用されていたそうです。しかし、コロナ禍で大人数での披露宴が行われなくなり、ピアノが演奏される機会がなくなってしまいました。そこで、音楽を身近に感じてもらえる場を設けるべく、眠っていたピアノを参拝客向けに開放したそうです。
訪問したのは休日のお昼頃でしたが、その場にいたのは筆者1人だったので、早速ピアノを弾き始めました。屋外の開放的な環境で演奏することができ、とても気持ち良かったです。また、このような神聖な空間で、龍笛や太鼓の音を聴きながらベートーヴェンを演奏するという貴重な体験ができ、面白かったです。
私が1曲弾き終えると、そばで聴いていらっしゃったご年配の女性が声をかけてくださいました。彼女は幼少期にピアノを習ったきり、長年ピアノから離れていらっしゃったそうですが、最近YouTubeのストリートピアノの動画に触発され、練習を再開されたそうです。ご自身もいつかストリートピアノで演奏を披露することを目標にしているのだとか。
こうして、ストピによってピアノがより身近なものになり、ピアノを弾かれる方が増えるというのは、本当に素敵なことだなと感じました。ストピ弾きの端くれとして、この文化がこれからもずっと続けばいいなと思います。
こちらのピアノは、晴天時の土日祝日10:00-16:30限定で演奏することができます(不定期での設置のため、事前に神社の公式サイトから問い合わせすることをお勧めします。)。
お世辞にもアクセスのよい場所ではありませんが、緑に囲まれながら普段と違った環境でピアノを弾きたい方に、是非お勧めしたいと思います。
【おまけ 秦野あれこれ】
「秦野って何があるの?」という方に向け、近くに住む筆者から少しだけ補足したいと思います。ピアノを弾きに行ったついでに是非。
秦野は、名水の里として知られています。今回訪れた相模分祀の鎮守の森にも、環境省の名水百選に選ばれた湧き水があり、お水取りをすることができます。とても柔らかで口当たりの良い水です。「はだの」潤いにも効果がありそうですね。秦野だけに。
また、秦野は神奈川屈指のそばの産地としても知られています。名水に育まれたそばは絶品です。是非一度ご賞味ください。そばに含まれるルチンは、「はだの」老化予防にも効果があるんですよ。秦野だけに。
温泉も外せないポイントです。露天風呂で丹沢の山並みを眺めながらゆっくりとくつろいでいると、道中の疲れも吹き飛ぶはずです。「はだの」調子も(以下略)
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T.N.
いつか本当に「ご報告」する日に備えて、一人で結婚準備を進めることにしました。相手もいないのに。昨日は早速、思い切ってリングを購入してしまいました。
うーん、指に嵌めるには少し大きすぎたでしょうか…。美味しくいただきました。