どうも、T.N.です。空気が乾燥するこの時期、ピアノ弾きにとって手荒れは切実な問題ですよね。先日、筆者も指先がパックリ割れてしまいました。
「ヒビ!嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ということで、今回は日比谷エリアのストリートピアノをご紹介したいと思います。
1箇所目は、有楽町駅前の東京交通会館です。
地下1階には、レトロな雰囲気の飲食店街があります。エレベータホールには、グランドピアノ(ヤマハC3X)が置かれていました。
ピアノの音量は抑え目ですが、コンディションは良く弾きやすかったです。両側をエレベータに挟まれた人の往来が多い場所で、多くの方に足を止めて聴いていただけたのが嬉しかったです。
こちらのピアノの特徴として、ギャラリーとの距離の近さが挙げられると思います。誰かが弾き終わるごとに声を掛けに行く人がいて、会話が弾んでいたのが印象的でした。
開放時間は14時から16時までと短めですが、ぜひタイミングを狙って弾きに行くことをお勧めします。
次に、期間限定のストリートピアノをご紹介します。2/2(木)から2/28(火)まで、東京ミッドタウン日比谷と日比谷OKUROJIの2か所で、「アート×ピアノ」がテーマの「白いピアノ展」が開催されています。
まず、東京ミッドタウン日比谷に向かいました。
明るく開放感のあるロビーには、純白のグランドピアノ(KAWAI)が置かれていました。
日曜日のお昼過ぎに訪れたのですが、ご覧の通り沢山のお客さんがいらっしゃっていました。ただ意外なことに順番待ちは無く、すぐに弾くことができました。
鍵盤のタッチは軽く、指がよく動きました。音量こそ抑えられていましたが、音が高い吹き抜けの空間に響いて気持ち良かったです。前後左右、そして上のフロアからも沢山の視線を感じ緊張しましたが、それだけ弾き甲斐がありました。
弾き終わった後は、しばらく他の皆さんの演奏を聴いていました。このようなロケーションもあってか、やはりガチ勢の方が多かったです。繰り出されるクラシックの大曲の数々に、只々息を呑むばかりでした。数々の熱演をタダで聴けたこと、これだけでも来た価値があったと思います。
次に、日比谷OKUROJIに向かいました。日比谷OKUROJIは、山手線の有楽町―新橋間のガード下にあるアーケード街で、アンテナショップや居酒屋などが立ち並んでいます。
ピアノの音がする方へ歩いて行くと、白を基調としたお洒落な空間に辿り着きました。スプレーアートで彩られたピアノに、白い絨毯、そしてピアノの周りの照明が幻想的な雰囲気を醸し出していました。
絨毯の上は土足禁止で、靴を脱いで上がります。足元のフワフワした感覚が何とも斬新でした。粒立ちの良くクリアな音色で、とても弾いていて気持ち良かったです。
今回は「ヒビ!嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」という悪状況の中でのストピ巡りでしたが、3か所のピアノで思う存分演奏を楽しむことができ、大満足でした。徒歩圏内にコンディションの良いストピがこれだけ集まっているのは、なかなか貴重だと思います。皆さんも「ヒビ!嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」とならないように気を付けつつ、ストピ巡りを楽しまれてはいかがでしょうか。