長かったコロナも、だいぶ世間の関心が薄れてきたようなきがします。それよりやばいことが起こってるからかも知れませんが、置いておきましょう。
コロナの流行初期の頃は弊社、
「原則完全在宅」
という、それはそれで面倒臭いルールがありました。しかし今は
「出社したければ出社して良い」
という、
「え?ホワイト企業じゃん?」
と思わせるような形態に変わってきています。
その変化に伴い、少し前になりますが、
「なんか盛り上がらないから、オンライン演奏会やってよ」
という無茶振りが来た上にオンライン宴会の一部としてプログラムされるという訳分からない目に遭ったので、本日記を記します。
★背景
私は結構、職場でピアノキャラをアピールしてきています。
雑談でちょいちょい話してるのもそうなんですが…
なんと言っても、忘年会の場に88鍵の電子ピアノをそのまんま持ち込んで、職場のそうそうたる面々に向けて余興でピアノを弾く、という暴挙をやった事があります。
※一応言っておくと、「余興で弾く」は良いとして、「電子ピアノを運んで持ってくる」と言うところにドン引きされました。ただ、ピアノ弾いてたら途中で先輩がカホンを持って現れてセッション的な感じになって、「うちの部署やっぱり意味わかんねぇ」って思いました。
ま、そういう感じで調子乗ってたので、こんなことになったのだろうな、と予想されますな。
★必要装備
まずは必要装備についてです。
いろいろ調べましたが、王道は
「ミキサーを使う」
だそうです。まじめに考えるならミキサーを買った方がいいと思います。音質的にも、オペレーション的にもその方が楽だと思います。
ただ、ミキサー本体とそれ用のケーブルを買うのがだるかったので、ここでは、省エネしてケーブルだけ買えばできる方法を紹介します。
・電子ピアノ
普段使いしている、ヤマハのP-45という機種を使いました。
ちなみに私の電子ピアノは屋外に運べる仕様なのですが、オンライン上のバーチャル空間まで持って行くことはできませんでした。
・ケーブル
電子ピアノの説明書を読み、PCとの接続端子が何なのかを解読します。最近の電子ピアノはオンラインで説明書が読めるので便利ですね。
P-45の場合、「USB TO HOST」なる端子を用いるみたいです。「そんなUSBの規格聞いた事ないぞ?」と思いましたが、ググったらヤマハ純正のHDMIとの接続ケーブルが売ってたので、それを買いました。
メーカーの純正品があれば、それ買っておけば間違いがないですなb
・DAWソフト
ここが一番のハマりポイントでした。
電子ピアノから送られてくるデータは、データフォーマットの関係でそのまま音楽として流せるわけではありません。
と、いう訳で、それ用のソフト(DAWソフト)を用意する必要があります。
私は、無料ソフトの「Cakewalk by BandLab」というものを使いました。
https://1176fire.com/cakewalk-by-bandlab-howto-install/
名前がケーキみたいで素晴らしいと思います。
「DAWソフトが必要」
って、中々ググっても分かりにくく、ハマりそうになりましたねー。
★手順
忘れました。
酔っ払いながら日記書いてるから面倒くさくなったとかではなくて、本当に忘れました。すみません。。。
ほとんどDAWソフトのオペレーションだけなので、それを調べるだけだったと記憶しています。
音楽ソフト界隈ではメジャーなソフトらしいので、ググれば一応使い方は出て来はしますが、中々ググり方にコツがいる感じでした。
ちなみに、酔っ払いながら日記書いてるのは本当です←
★反響
そんなこんなでオンライン演奏会に漕ぎ着けました。実は結構調べて試行錯誤したので、エンジニアとしてそこを褒めてもらいたいと思ったわけですが、反響があったのはやっぱり演奏の方でしたね(笑)
個人的には、エンジニアとしての自分よりもピアニストとしての自分の方が好きなので、演奏に反響あるのも嬉しい訳ですが。
ちなみに、一番反響があったのは、「千本桜」でした。私と言えば「千本桜」らしいです。サークルの人に言われるならまだしも、職場の人に言われるというのは中々な気がします。
確かに、マジで格好いい曲ですよね〜
★うんちく 〜midiとは何ぞや 〜
オンライン演奏会をどうやって実現するかを調べるにあたって、「midi」という言葉をよく目にしました。
midiってよく聞くけど、そもそも何や?と思ってWikipedia を解読してみました。
「電子楽器の演奏データを機器間でやり取りするための規格」
だそうです。IT系の、特にハードやっている人で有ればこれだけ見れば「なるほどね」で終わってしまう、「さすがWikipedia 」みたいなまとめ方ですね。(逆に、Wikipedia って門外漢だと説明が硬すぎて分からないよね、という若干の皮肉も込めています←)
「規格」というのは平たく言えばルールのことで、英語の「standard」の方を聞いた方がしっくりくるでしょうか。
例えば電子ピアノとPCを接続する場合を考えると、電子ピアノはYAMAHAとかCasioとかそういうメーカーな一方、PCのOSはappleだったりMicrosoftだったりで会社が違うわけです。そういう場合でも問題なく情報をやり取りするためのルールであったり取り決めが、「規格」です。
midiはソフトウェア規格とハードウェア規格を一緒にまとめた企画だそうですが、個人的に面白いと思ったのはデータフォーマットです。
midiは、「録音データ」ではなく、「演奏データ」をやりとりします。それぞれ、
演奏データ:どのような音を出すか、音の高さ、大きさ、時間などを指定して保存する
録音データ:一定時間おきに音(=空気振動の波形)をサンプリングし、量子化する
なのですが、演奏データというのは普段我々がどのような頭の使い方をしてピアノを弾いているか、により近いデータですね。
昔の全自動ピアノの、演奏を保存しておく紙みたいなイメージだと思います。
後者の録音データみたいなものを思い浮かべながら弾くというのは、人間の脳みそのキャバでは無理だと思います笑
録音データは、ありのままの演奏を「保存する」という点を考慮したデータ形式ですね。
…演奏データって言われると、midiで送られてきたデータをリアルタイムで再生できる仕組みがよく分からないですね。
少なくともその音を弾き終わらないとデータ転送できなくない?って思ってしまいますが、深入りはやめておきます。きっと頭良い人が教えてくれるはずだ!!!
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と、いう訳で、
肝心のDAWソフトの説明が雑過ぎてアレなんですが、取り敢えず、
ミキサーとかなくてもPCとピアノを接続さえできればオンライン演奏会は可能だろう
ということが分かりました!
リモートワークが普及して人前で演奏する機会が減ったかも知れませんが(違)、これでピアノキャラを全面に押し出していけますね!!!
、、、多分そんなことやらないですよね(冷静)
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ピアノ歴:小4〜高2、大学卒業〜現在
好きな作曲家:レフレール
ピアノ以外の趣味:リキュール作り、お菓子作り、お笑いの研究
ひとこと一句:
朝起きて 酔いが覚めても 堂々と
記述を直さぬ だらしなさかな