どうも、T.N.です。
楽しかった秋演の記憶が、あー消えん
10月26日(土)、秋の定期演奏会の最終回となる清瀬会場を開催しました。本会場では「心に残る風景」というコンセプトのもと、出演者の皆さんが思い出の曲を演奏しました。一人ひとりの想いが詰まった演奏は心に深く響いたように思います。素敵な演奏を披露してくださった皆さん、ありがとうございました。
これをもって、秋の演奏会は3会場とも無事に幕を下ろしました。今回、筆者は演奏会統括として全体の取りまとめを務めさせていただきました。至らぬ点も多々あったかと思いますが、どんな演奏会にするか、メンバーの皆さんと共にワイワイ意見を交わしながら準備を進めていったのは、かけがえのない思い出になりました。このサークルで素敵なメンバーの皆さんとかかわることができて、本当に幸せだなとつくづく思います。ご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。
さて、今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。
11月4日(月・祝)、筆者は東武伊勢崎線西新井駅近くの複合施設「ギャラクシティ」を訪れました。この場所は音楽ホールのほか、子ども向けの遊び場が併設されており、屋内アスレチックやプラネタリウム、工作コーナーやロッククライミングまで揃った多彩なアクティビティの宝庫です。3連休最終日のこの日は、多くの親子連れで非常に賑わっていました。
入口から奥に進んでいくとホールの目の前に広い通路があり、そこにピアノが置かれていました。ピアノの周りは赤く色づいた紅葉の飾りで彩られていて、秋らしい演出がなされていました。
筆者が到着したとき、ちょうど小さな男の子を連れたお母さんが弾いているところでした。男の子は隣に座って、お母さんの手の動きを興味深々に見つめ、音が鳴るたびに驚いたような表情をしていました。
次にもう一組、家族連れの方がピアノの前にやって来ました。小さな姉妹のお姉ちゃんがピアノの椅子に座って慎重に鍵盤を押している中、妹はその横で体を揺らしながら楽しそうにリズムを取っていました。このように家族が一緒に音楽を楽しむ姿を見て、心が温かくなるようなほのぼのとした気持ちになりました。
次は筆者の番です。ピアノの前にある名簿に名前を書き、制限時間を計るための5分の砂時計を逆さにして、演奏を始めました。今回もいつものように、ベートーヴェンのソナタを演奏しました。ピアノの状態も良く、気持ちよく演奏することができました。ヤマハらしい明るくはっきりとした音色が辺りに響きます。天井がガラス張りになった高い吹き抜けの空間には日光が差し込み、開放感のある空間で演奏を楽しむことができました。弾いていると、後ろにぞろぞろと人が集まり、足を止めて下さっている気配を感じます。演奏を終えて振り返ると、沢山の家族連れの方から温かい拍手をいただくことができ、嬉しかったです。
その後は子供たちがお父さん、お母さんの手を引きながら「僕も弾きたい!」と声を上げ、列に並ぶ姿が見られました。ピアノを弾くために並ぶ子供たちの列は絶えることがなく、皆が思い思いに、精一杯演奏する様子はとても心を打たれるものでした。ブルグミュラーやバイエルの練習曲、童謡やアニソンまで、様々な曲が演奏される中で、筆者自身が幼少期に弾いた記憶が蘇ってきて、懐かしさと温かさで胸がいっぱいになりました。
実は今回この場所を訪れたのは、筆者の勘違いが発端でした。前日の3日に、1日限定でこのピアノが北千住の駅構内に移設され、ストリートピアノイベントが開催される予定だったのです。多くのギャラリーの前で演奏できる良い機会と思いとても楽しみにしていたのですが、北千住まで来てうっかり日程を1日間違えて覚えていたことが発覚し、ギャラクシティに足を運んだのでした。
しかし、今回この場所を訪れてみて、本当に活気溢れる空間で演奏することができ、また家族みんなで音楽を楽しんでいる様子を見ることができて、とても良かったと思います。懐かしい曲の数々に触れて、しみじみと昔の思い出に浸ることができました。次回もまたぜひ訪れたいと思います。
【今日の飯テロ】
ギャラクシティのすぐ向かいにある老舗ステーキハウスでディナーを頂きました。
表面はカリっと、なかはフワフワジューシーなハンバーグは絶品でした。
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