こんにちは。元気にお過ごしでしょうか。そしてお酒好きの皆様に置かれましては、元気に飲酒されていますでしょうか。私はこんな感じです。
写真は本当だけれど、余り飲んではいないのですよ(意味深)。
突然ですが、半年ほど前、祖父母の実家において、「曽祖母が酒屋出身」という私の出生の秘密が明かされるとともに、お酒が大好きな大叔母から自家製の梅酒(ウイスキー漬け)をいただきました。
曽祖母とか大叔母とか血筋が微妙に遠いのは置いておいて、私の体には杜氏の血が流れていることが判明しました。血統書つきのドランクピアニストですね←←←
そして昨今のコロナによる外出自粛という過酷な環境(そうでもない)に置かれることにより、ついに私の杜氏の血が覚醒してしまいました。そう。
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★★ドランクピアニスト日記2★★
〜酒漬けを造ってみた編〜
♪〜♪〜(ドランクピアニストのテーマ)〜♪〜♪
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さて、酒を造ると言っても、好き勝手にやって良い訳ではありません。下記の法律の範囲内で行う必要があります。というか、無断で酒造りするのは基本的に違法(税金を払う必要がある)だが、下記を満たせば特例的にOKという感じに読めます。
補足ですが、アルコール濃度が薄いと殺菌作用が薄れるので、衛生上問題があります。度数が高ければ造った後に薄めれば良いだけの話なので、条文に従って濃いめの酒を使うのがいいと思います。
普通にネットとかで調べてやっていれば大丈夫かと思いますが、ぶどう系がNGというのには注意です。それから知人などに無償提供するのは問題ないですが、販売すると違法になります。無償で贈答しなければなりません。
また、日本酒とかビールとかは買ったほうが美味しいに決まっているので、生半可な覚悟で自分で作るのはやめましょう。(こちらは、造った酒が度数1%を越えると違法です)
…という訳で、最近ハマってしまったお酒造りについて、手順を紹介していきたいと思います。
まず準備からですb
★1. 素材選び
酒に漬ける素材を選びます。無難なのはドライフルーツですね。適当にやっても甘くて美味しい酒になります。
まあ、深いこと考えずに好きな果物を選べば良いと思います。不味くはならんでしょうから。
今日は行きつけの八百屋さんで買ったこいつに決めました。
時計の方じゃないですよ?
★2. 酒選び
酒漬けに使う酒を選びます。メジャーなのはホワイトリカー(焼酎)ですが、個人的に焼酎は少し苦手なので、私は洋酒を使っています。
洋酒だとウイスキー、ラムなどがメジャーです。ウォッカとかもクセがなくて使われますね。度数が21度を切ると法令違反になるので気をつけてください(ワインは多分無理です)。度数40度くらいあればアルコールの殺菌作用も期待できて安心です。
お酒にはお酒ごとの特徴があるので、素材に合いそうなお酒を模索するのも楽しいですね!
私が今回使うのは、バーボンのジムビーム(ウィスキー)です。なんとなく、生のフルーツの場合はウィスキーが合う気がします。
★3. 装備品を整える
「そんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫だ。問題ない。」
とはなりません。安物で十分なので、装備品を整えます。
・ビン
気持ち大きめにしておいた方が良いです。ガラス製で、耐熱のやつがおすすめです。
・消毒用の道具
長期間にわたって保存するものなので、消毒は気を使ったほうが良いと思います。煮沸消毒とかも良いですが、消毒用のアルコールがあると手っ取り早いです。
私は消毒用のアルコールとしてウォッカを使っています。え?いや、本当に有効らしいですよ。本当ですって!
・味整え用の食材
氷砂糖がメジャーです。生のフルーツを使うならあった方がいいと思います(そのままだと酸味が勝ちます)。他、レモンやバニラエッセンスとかがあるとお洒落になるらしいですね。
私は、造った後の味整え用にメープルシロップを用意してます。はちみつとかでも良いかもですね。
ほか、濾し器やミキサーがあるとお洒落度が増したお酒を作れます。私は持ってないですが、、、
<<<ここから遂に、場所をキッチンへ移します!!!>>>
★4.0 テンションを上げる
まずはテンションを上げます。テンションが低いよりは高い方が楽しいので、大事です。
★4.1 ビンの消毒
長期間漬ける場合は特に、ビンは消毒しておきましょう。煮沸消毒するか、アルコール消毒等しておきましょう。煮沸消毒する際は、「沸騰したお湯にいきなりガラス容器を入れる」、「消毒したてホヤホヤの容器に水をかけるなどして急激に冷やす」と、ガラスが割れるので気をつけてください。
破片が飛び散ったりはしないですが、音が結構怖いです(←やったことあるんかい!)
私は消毒用のウェットティッシュをウォッカでより湿らせてから瓶の中と口を吹いています。
この絵は…
今日から私も、オシャレ人間の仲間入りですね!!!←←←
★5. 材料の下準備
生フルーツの場合は、一口大の大きさに切ります。小さく切った方が味が滲み出る気がしますが、果実の方を後で食べることを考えると、粉々にするのはもったいない気がします。前の工程でテンションを上げた場合は、一旦ここで落ち着いて冷静に包丁を使いましょう。
ドライフルーツの場合は表面が油分でコーティングされている場合があるので、沸騰させたお湯をかけてあげると良いです。
ここでは適宜つまみ食いでもしておきましょう。りんごは若干酸っぱめでした。レモンの皮むきとかしたので、部屋の中が爽やかな香りで満ちております。
6. 瓶の中に詰め、完成
材料が完全に浸るくらいまで酒を入れます。
余談ですが、りんごが結構余りました。酸っぱめだったので三ツ矢サイダーにでも浸けますかね。
完成したら、直射日光の当たらない暗所に置いておきます。
これでおしまい!!!
いやあ、簡単ですね。飲みたいときにすぐできる訳ではないですが、居酒屋で飲むよりかなり安上がりです(1/3くらいのお値段で出来るかと)。
つけ始めて3日くらいで風味がある程度お酒に移ると思います。そこから長期間つけていくと、お酒の風味がだんだんきつく無くなってきて、果実の風味が勝つようになってきます。口当たりも、飲みやすくもなっていくみたいですね。
そして材料の方ですが、、、そのまま食べるとお酒よりも強烈なアルコールを感じるかもしれません。居酒屋みたいにソーダ割りの中に入れるとかしても美味しそうですし、ミキサーでドロドロにしてからお酒の中に入れて頂くとかもオシャレですね。私的おすすめは、ヨーグルトに入れていただく、です。風味がマイルドになってとてもおいしいです。
レーズンなどはパウンドケーキに使うというのがメジャーですね。「ケーキ作りとかwww」と、昔は思ってましたが、今は結構乗り気です。ケーキ作りの道具がコロナの影響で品薄なんですよね…
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「確実に来る幸福は、その待つ時間の中にこそ幸福がある」
という台詞がどっかの漫画にあります。ジェットコースターは落ちている間よりカタカタとゆっくり上がっている時間の方がドキドキするでしょう?そんな感じっす(テキトー)。
長々と漬けたお酒をいただく、その瞬間を想像しながら待っているこのひと時。充実してます。飲むことより造ることを楽しむ感じですよ。
外出自粛、だいぶうんざりな気持ちにはさせられましたが、自宅で楽しめる新しい趣味を発見できたのは良かったと思います。怪我の功名みたいな感じですね。