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  3. 【メンバー日記】ピアノを持ち運んでみた(辛)


全ピアニストの夢である(?)、持ち運び可能なピアノ – ポータブルピアノ -について色々試してみたので日記にしてみます。

本当は1つの日記で収めたかったのですが、色々書きなぐっているうちに、無駄に超大作になりそうだったため複数に分けて書いていきます。。

なお、いきなりですが、
### この日記を参考にしてピアノを持ち運ぶのはあまりお勧めしません ###

「よし、俺(私)もピアノを持ち運んでやろうじゃないか」
ではなく、
「何か変なことをしているバカがいるなあ」
くらいの気持ちで読んでいただけると幸いです。

ピアノを持ち運ぶというよりも、電子ピアノ/周辺機器選びとか、
他にもどこで役に立つのか分からないようなノウハウとかが得られたので、
せっかくだから共有しようと思い書いています。

(1) はじめに

持ち運びできる鍵盤…61とか76鍵なら普通に売ってるけど88鍵となると無い…
そうだ! 売っているものをテキトーに組み合わせれば自分で作れるんじゃね?

と思い立ち、自前で作ってみることにしました。
とりあえず満たすべき要件として

1. 持ち運べる
– ちょっと重いくらいだったら我慢する

2. 場所さえあれば(コンセントが無くても)どこでも使える
– 屋外でも使えるように

3. 鍵盤はピアノタッチ
– 個人的な好みですが、ペコペコしたのは好きではないので…

の3点を決め、試作した過程について記して行こうと思います。

(2) ピアノ選び

さて、まずはピアノ選びです。
ピアニストとして、ピアノにはこだわりたい…と言いたいところですが、
「持ち運ぶ」という観点から見るとあまり選択肢はありません。
さすがにアコースティックのピアノは持ち運べないでしょうから、選択肢は電子ピアノに限られます。

また、持ち運ぶことを考えると、ピアノ選びの際に重要になるのは、やはり重量です。
また、鍵盤とスタンドが取り外しできるものである必要もあるでしょう。

これらの点を踏まえると、ポータブルピアノとして選ぶべきピアノは
"各メーカーのローエンド品(一番安いやつ)"に絞られてくると思います。

ヤマハならP-45、カシオならPriviaあたり。
ローランドとかコルグのピアノもアリだと思います。

ローエンド品でなくても鍵盤とスタンドを取り外せるものもありますが、
やはり機能追加している分、ローエンド品に比べると重いです。
また、ローエンドなら持ち運び時に壊してしまっても経済的な打撃が小さいという利点もあります。。

重量は大体どのメーカーでも12~13kgくらいです。
皆さんは普段ピアノを弾かれているでしょうからあまり意識したことはないかもしれませんが、88鍵って結構長いです。
12~13kgと聞くと数字的にはたいしたこと無いように見えますが、実際にピアノを持ち上げてみるとかなり持ちづらく、
「こんなもの持ち運べるかよ…」
ってなると思います。

これからピアノを持ち運ぼうと思っている方(そんな方がいれば、ですが)、
実際に楽器屋さんに行ってその重さを体感するといいと思います。
普通の人だったらやめようと思うはずです。

ちなみに私は楽器店のお兄さんに色々相談しているうちに引っ込みどころが無くなって買ってしまいました←←

(3) ピアノ周辺機器

ヘッドホン等の周辺機器選びの際に留意した点についてです。

1.ヘッドホン
ローエンド品のピアノを選んだ場合は特に気にせず、適当な安物でいいと思います。

ちなみに、電子ピアノに限った話ではないですが、
電子機器から聞こえる音の質は、最も性能の低い機器の性能に依存します。

なので、性能の低い電子ピアノに対して性能の高いヘッドホンを使っても、ヘッドホンの性能を生かせません。
一方、それなりに高い電子ピアノに安物のヘッドホンを使うのは勿体無いです。

電子ピアノを買うとヘッドホンがセットで付いてきたりしますが、やはり性能的にはいまいちです。
いい電子ピアノにはそれにあった良いヘッドホンを使った方がいいと思います。
(私感ですが、本当にヘッドホン1つで世界が変わるほど違います)
まあ、なんだかんだ言ってもアコースティックピアノの生の音にはかないませんけどね

2.スタンド

付属品のものだと重すぎるので、キーボード用の別売りのスタンドを買いました。
特に注意はありませんが、61鍵用のものはさすがに危ないのでやめた方がいいと思います。
私は76鍵用のものを買いましたが、88鍵でも問題なく使えてます。

3.ペダル

ピアノと同じメーカーのものを選びました。
メーカーが違うと極性が反転する、要は
「ペダルを踏むと音が伸びず、ペダルを踏まないと音が伸びる」
危険性があるそうです。

メーカー間で仕様を統一しないのはある種の経営戦略みたいなものなんでしょうか…

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色々突っ込みどころはあるかもしれませんが、ピアノと周辺機器についてはこんなところでしょうか。

とりあえず、ピアノと周辺機器が揃ったところで、今回はこの辺にしようと思います。

次回は"電源"(!?)についてまとめたいと思います。

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