ピアノの演奏には、その人の人となりが、よく現れるものです。
…うん。なかなか洒落た書き出しで始めることができました。しかし、残念ながらこういうことはカッコよくてピアノも弾ける人が言わないと意味がないのです。
皆さんは、ピアノを弾くときどんなことを大事にするでしょうか?
私は「自分の演奏をすること」です。ただ弾きたい曲を、自分の気持ちを、思いっきり鍵盤に叩きつけることです。作曲家の意図だったり、楽譜だったり。そんなものはただの参考資料であって、私は、俺は、自分の弾きたいように弾くのです。
とても自分本位ではありますね。私はクラシックを弾けないし、弾こうとも思わないのですが、何となくその理由がわかるでしょう?
たまに、私の演奏が独特だとおっしゃって下さる方がいらっしゃいます。遠回しに「変だ」と言われているのかもしれませんが、私にとってそれは褒め言葉以外の何物でもないので、言われる度に幸せな気持ちになります。これからも、おっさんになっても、いやもうなってるかもしれないけれど、弾きたいように弾くというこの演奏スタイルは変えないです。
いつもうるさい演奏で申し訳ないですが、これからも皆さんから「変な人だなぁ」と思っていただけるよう頑張ります。
さて、「自分で演奏すること」を第一優先に弾いてしまうと、どうしても他人にそれを求めてしまう傾向があるようです。
私は、超絶技巧でミスのない演奏よりも、演奏者の性格が滲み出るような演奏の方が好きです。普段からよく話す方が、普段感じる感覚通り演奏されるとやはり嬉しくなりますし、普段の感覚とギャップが有ればそれも新鮮で面白さがあります。話したことがあまり無い方の演奏でも、演奏を聞いて「こういう人なんだろうか」と予想するのもとても楽しいです。
サークルの発表会だと、演奏で終わりでは無くてその前後の交流を含めて楽しめるところがとても面白いですね。プロの演奏会には無い、サークルの発表会ならではの特権だと思います。
さて、11/2に稲城で、11/3には曳舟で。2日連続、当サークルの発表会があります。非常に贅沢ですね。皆様の、氣合が入った演奏が聴けることを楽しみにしています!
…あ、俺も出るんだった。