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  3. 【メンバー日記】ミューザ川崎 ストリートピアノ


「ストリートピアノで知り合って話しかけてくださり、仲良くなった人」とかけまして、「川崎の隣の駅」とときます。

その心は、どちらも「知って(尻手)、ツルみ(鶴見)、構った(蒲田)」でしょう。

今回は、JR川崎駅前のコンサートホール「ミューザ川崎」を訪れました。川崎市は「音楽のまち」を標榜しており、ここミューザ川崎では国内外の著名な楽団が公演を行っています。その優れた音響は数多くの音楽家から高く評価されており、筆者の好きなホールの一つでもあります。

ホール1階には、飲食店に囲まれた広々としたスペースがあり、その一角にはアップライトピアノが置かれていました。ピアノの開放時間は10:00~20:00なのですが、ホールで公演がある時間帯は使用中止となるそうです。筆者が訪れたときはちょうど公演中だったようで、ピアノの周りにロープが張り巡らされていました。

しばらく時間を潰し、公演終了後に再びピアノのもとへ向かうと、一人の男性が弾いている最中でした。ピアノの豊かな音色が広い館内によく響き渡っており、聴いていてとても心地よかったです。

彼の素敵な演奏を聴いた後、他に待っている方は居なかったので、筆者も早速弾いてみました。特に驚いたのは、グランドピアノにも劣らないレスポンスの良さです。さすがヤマハのアップライトの最高級モデル(YUS5Wn)ですね。速いパッセージでも気持ちよく弾くことができました。コンサートホールで設置・運営しているピアノというだけあって、調律もしっかりされていたと思います。

筆者はこれまで首都圏各地のストリートピアノを巡ってきたのですが、これほど弾いていて満足感が高かったのは初めてでした。なぜこのピアノが混まないのか疑問です。空いているストリートピアノが好きな筆者としては、「できればあまり多くの人に尻手ほしく、いや知ってほしくないな」というのが正直なところですが、色々な方とご一緒して「ツルんだり、構ったり」しあうこともまた一興かもしれません。この記事を読んで興味を持たれた方がいらっしゃれば、是非一度弾きに行ってみてはいかがでしょうか。


T.N.
「ダジャレを思いつかないと日記が書けない人」から、「ダジャレか謎かけを思いつかないと日記が書けない人」に進化しました。

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