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  3. 【メンバー日記】初級者向けのクラシックピアノ曲


 明日は新宿区立角筈区民ホールで春の定期演奏会です!前回は府中での演奏会前日に日記を書きましたが、今回も演奏会に向けて書くことにしました。角筈では2台ピアノでの演奏がありますが、次の機会にぜひやってみたいですね。
 当初、春の定期演奏会で出演するのは角筈だけでしたが、他会場にエントリーした人も府中にエントリーできるようになり、両方出演させていただくことになりました。おかげさまでニューイヤーコンサートから3か月連続の出演です!演奏順はこれまで2回とも3番目で、早めに緊張から解放されるのが良かったところもあるので、今回は希望によりまた3番目にしていただきました。

 角筈では、グリーグの『抒情小曲集 第1集 Op.12』より第1番「アリエッタ」、第7番「アルバムの綴り」の2曲を弾きます。ピアノ協奏曲などで有名なノルウェーの作曲家ですが、全10集(66曲)の『抒情小曲集』も良い曲が多くて、僕のようにピアノ歴が浅い人(小学生で約1年+直近4か月)でも弾きやすい曲もあるのでおすすめです!今回はこの小曲集から2曲を選びました。どちらも1~2分と短くて音数が少ない曲ですが、それぞれ異なる特徴があります。

グリーグ:アリエッタ
 静かでゆったりとした綺麗な曲です。第1集の1番目の曲で、今まで弾いたことない雰囲気が気に入って選曲しました。ピアノの先生から、美意識を持って弾くように教わっています。
https://youtu.be/5TbQftYOKms

グリーグ:アルバムの綴り
 検索したら同名のスクリャービンの曲やシューマンの小曲集がでてきたので、そちらのほうが有名かもしれませんが、グリーグのこの曲は、軽快なリズムで弾いていて楽しいです!音楽記号がAllegretto e dolce(やや早く、柔らかく)で、前の「アリエッタ」(Poco andante e sostenuto(少し歩く速さで、音を保持して))から雰囲気を変えて弾きたいです。
https://youtu.be/sOBPm0AW6jU

 最近、PH会でもピアノを始めたばかりの方や再開したばかりの方が増えてきて、ピアノ歴が浅い自分としては嬉しく思っています。昨年PH会に入った時点では実質初心者だったので、「初心者 クラシック ピアノ」などと検索して弾けそうな曲を探していました。今は初級者(比較的やさしい曲は弾けるレベル)かもしれません。
 そこで今回は初級者の視点から、自分が弾いている曲や弾きたい曲をご紹介します。中級レベルも初級者の目標として記載しています。下にいくほど技術的な難易度が上がるイメージです。自分が好きなショパンに偏っている点はご容赦ください。

ペツォールト:メヌエット ト長調
 最初に弾けるようになった曲です。クラシックを普段聴かない人でも知っている有名な曲ですね。「バッハのメヌエット」で知られていますが、実際はペツォールトが作曲したもので、バッハが妻に贈った音楽帳に収められていたことから誤解が生じたと考えられているそうです。
 基本的に弾きやすい曲の特徴としては、音数が少ない、繰り返しが多い、短い、速度がゆっくりということが考えられますが、その特徴が当てはまります。ただ、初心者として弾き始めたときは、2つの連続する音を交互に奏でるトリル(装飾音)が不自然になってしまい難しかったです。
https://youtu.be/p1gGxpitLO8
 ちなみに最近メヌエット「ト短調」もあることを知り、哀愁漂う曲調でこちらのほうが好きです。
https://youtu.be/llZxwf8Dq4w

ショパン:ワルツ第19番 イ短調
 府中の定期演奏会で弾きました。弾ける曲の中では一番好きな曲です。
 自分が好きなショパンで何か弾けそうな曲がないか探したときに見つけました。2分程度で音数も少なめ、繰り返しが多いということで、この曲も比較的弾きやすいとされています。「ミ・#ソ・シ」と音階が上がっていくところ(アルペジオ)や、転調して雰囲気が変わるところが楽しいです。
 ほかにも弾きやすそうなショパンの曲はありますが、ワルツ第19番は、その中でも曲調が素敵で、初級者の方におすすめしたい曲です。メヌエットのように誰もが知っている有名な曲でないところもいいですね(何となくクラシックに少し詳しい人の気分になりました。)。
https://youtu.be/cTvRCvdC3NE

ベートーヴェン:エリーゼのために
 ニューイヤーコンサートで演奏しました。いろいろなウェブサイトなどで初心者におすすめの曲として紹介されていて、実際に弾くこと自体(音を出すこと)はできるようになりました。これも弾きやすい曲の特徴は当てはまりますが、一音でも間違えると悪目立ちしてしまい(ごまかせない)、きれいに表現するのはかなり難しいと思いました。少し弾けるようになってから、アリス=紗良・オットさんという好きなピアニスト(グリーグのアルバムを出している方)の演奏を改めて聴いて、プロの上手さを実感しました。
https://youtu.be/PM0HqmptYlY
(42:50~​)

ショパン:ワルツ第7番
 明日の演奏会が終わったらこの曲を本格的に練習したいです!「全音ピアノピースサイト」では中級とされているものの、この曲も音数が比較的少なめで繰り返しが多く、ショパンの中では易しめの難易度とされています。ABC3つの構成に分けたときのB(テンポが上がるところ)が好きで、まずはそこまで練習しています。角筈で弾くことも考えていましたが、もっとしっかり練習して別の機会に演奏したい曲です。
https://youtu.be/hOcryGEw1NY

ショパン:ワルツ第6番
 通称「小犬のワルツ」です。ピアニスト×YouTuber×コメディアンのフォルテ君が初心者のとりあえずの最終目標として紹介しているのを観て弾き始めました( https://youtu.be/xOxYFgCmeLk ちなみに、ブラジル人のピアニスト×YouTuber×コメディアンでLord Vinheteiroという方も更に簡単な曲を紹介しています。 https://youtu.be/F8_OmdE3JUE )。
 小犬のワルツは、テンポを落とせばなんとか弾けるようになりましたが、ピアニストが弾いているような速さにしようとすると手がもつれてしまいます。それでも気分を上げたいときに勢いで弾きたくなる曲です。ピアニストYouTuberの流れで「Cateen かてぃん」さんの動画URLを載せます。一音一音が綺麗です。
https://youtu.be/Q9JALr8mEHU

ショパン:ポロネーズ第1番
 急にレベルが高くなる気がしますが、近い目標にしたい曲です。これまで僕が弾いている曲は、どれも約1~3分の短い曲ですが、半年くらい先の秋の定期演奏会に向けて、自分にとって難易度がほどよく高くて長めの曲を探しています。その流れで最近初めて聴いたのがポロネーズ第1番です。勢いある序奏やアルペジオが格好いいですね!第6番の「英雄」など、ショパンのポロネーズは難しいイメージがありますが、第1番~第7番の中では弾きやすいようです。弾いたことある方がいたらお話を聞きたいです!
 半年後の目標にする候補としては、ほかにもショパンのワルツ第1番(華麗なる大円舞曲)など気になる曲がありますが、ポロネーズ第1番は挑戦したい曲の1つです。
https://youtu.be/Pp4v42suFQg
(ポロネーズ第1番から第7番まで)

 PH会に入ってから曲の知識が増えてきて、他にもいろいろと弾きたい曲が多くなってきました。初級~中級レベルでおすすめの曲がありましたら、ぜひ教えていただきたいです!
 明日の演奏会で弾く曲とは別の曲が弾きたい気分になってしまいましたが、まずは明日の角筈、来週13日の五反田の演奏会ですね。気になる曲目や演奏者が多くて、今から楽しみです!

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by Y.I.

ピアノ歴:小学生のときに約1年+直近4か月
好きな作曲家:ショパン、グリーグ、ベートーヴェン
ピアノ以外の趣味:食事、お酒、カラオケ、ダンス(HIPHOP、サンバ経験あり)

ピアノサークル ピアノを弾きたい!

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