どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。
※この日記は前回からの続編です。
黒崎でのストリートピアノ演奏を満喫した筆者。さらに電車に揺られ、この日の宿泊地である小倉へと到着しました。
小倉駅南口から15分ほど歩いていくと、小倉城に隣接して大きな建物が見えてきます。ここが北九州市役所です。
庁内へ入ると、目の前にはヤマハのグランドピアノが設置されていました。
こちらはストリートピアノとして開放されており、平日の開庁時間中に自由に演奏できるのだそうです。
早速弾かせていただくことにしました。今回はショパンの舟歌を演奏します。
グランドピアノらしい力強い響きが感じられる一方、まだ上階では執務時間中ということもあり、音量には少し気を配りながら鍵盤へ向かいました。ピアノはしっかりと調律されている様子で、和音も綺麗に響きます。人通りはほとんどなく、静かな空間の中で、ゆったりと演奏を楽しむことができました。
演奏を終えると、目の前の受付で聴いてくださっていた職員の方が温かい拍手を送ってくださいました。お礼をお伝えし、その場を後にしました。
再び小倉駅へ戻り、今度は駅の反対側・北口へ。
デッキを渡った先には、AIMビルという国際展示場を備えた大きな建物があります。
館内に入ると、展示場に面した通路の中ほどにグランドピアノが設置されていました。
こちらは、なんとヤマハのフルコンサートグランド。これは弾かずにはいられません。ここではショパンのバラード第4番を演奏しました。
重厚感のある低音がしっかりと響き、フルコンならではのスケールの大きさが感じられます。鍵盤のタッチも重すぎず、速いパッセージも弾きやすく、扱いやすい印象でした。
広々とした通路には、退勤途中と思われるサラリーマンの方々が時折通り過ぎていきますが、人通りは比較的まばらで静かな空間です。そんな場所でフルコンの響きを独占するように味わえるのは、なんとも贅沢な体験でした。
こうして演奏を存分に楽しんだ後は、再び小倉駅へ戻ります。
駅の南北をつなぐ通路の中央にもアップライトピアノが設置されていました。
ここでも弾かせていただくことに。曲はベートーヴェンのソナタ30番1楽章です。
鍵盤は軽やかで弾きやすく、明るい音色が周囲へ広がっていきます。
小倉は九州有数のターミナル駅。ちょうど仕事終わりの時間帯ということもあり、ピアノの両側を実に多くの人々が絶え間なく通り過ぎていきます。全国各地のストリートピアノを巡ってきた筆者ですが、ここまで人通りの多い環境はなかなか珍しいかもしれません。
雑踏のざわめき、頭上を走るモノレールの発車音、駅全体に響くアナウンス。そうした街の喧騒の中で演奏する体験は、先ほどの2箇所とはまたまったく異なる雰囲気でした。
演奏を終えると、後方から拍手とともに男性の声が聞こえてきます。
「あの、すみません、ずっと見ていたんですけど……」
(これは、もしや小倉で告られるのか……!)
「今までどこかでお会いしましたっけ?」
そんなふうに声をかけてくださったその方ですが、筆者としてはお見かけした記憶はなく、どうやら今回が初対面のようです。
改めてその場で自己紹介を交わしました。
筆者が神奈川からストリートピアノ旅行で訪れていることを伝えると、彼は少し嬉しそうにしながらこう話してくださいました。
「実は僕、北九州に住んでるんですけど、全国各地のストピを巡ってまして」
「GW中も北海道に遠征する予定なんです。いろいろピアノがあるみたいで楽しみです!」
まさか旅先で、同じストリートピアノ巡礼仲間と出会えるとは思ってもおらず、嬉しく思いました。
「関東のストピも開拓してみたいですね。今度案内してください!」
こうして、彼とは今度横浜で再会する約束をして、その場を後にしました。
「ありがとうございました!お気をつけて!」
旅先での思いがけない出会いもまた、ストリートピアノ巡りの大きな魅力だなと改めて感じたのでした。
【今日の飯テロ】
この日の夜は、北九州名物の鉄鍋餃子をいただきました。鉄の街・北九州らしい、なんとも土地柄を感じる一品です。
熱々に焼き上げられた香ばしい餃子は、外はパリッと、中はジューシー。思わずビールが進みます。
一緒にいただいたごまさばも絶品でした。
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