1. ホーム
  2. コラム
  3. 【メンバー日記】太陽の音、月の音、風の音

PH会のみなさま、こんにちは。
ピアノは、同じ楽器でも奏でる人の個性によって様々な音色がありますよね。

例えば、
子供の奏でるまっすぐでキラキラした音。
若い方の奏でる鮮やかな音。
壮年期の方の奏でる落ち着いた音。
人生の先輩方の奏でる人間味あふれる優しい音。。

PH会の練習会や演奏会でも、年齢や性別によらず様々な個性を反映した音色を聴くのがいつも楽しみです。

今回は、昨年末にいくつかのリサイタルに行って感じた音色の個性について、日記に記します。

11月に行ってきましたのは、務川慧悟さんと阪田知樹さんの若手実力者2名による二台ピアノのコンサートでした。

「Piano Conversation2025」@Bunkamura ORCHARD HALL

フランスもの中心の大変魅力的なプログラムでした。

お二人は学友であり同級生ということで、息ぴったりの見事なコンビネーションでした。

阪田さんの生演奏は初めて聴いたのですが、太陽の輝きを感じました。
真夏の日差しのように華やかな表現をされていましたし、高音は優しく輝く木漏れ日のように、低音はコロナが噴出するかのように力強く感じられることもありました。
言い換えるならゴールドのような音色でした。
(後にその経歴から、フランツ・リスト国際ピアノコンクールの優勝者であったことを知り、納得しました。)

私の推しピアニストの1人、務川さんは、月のような表現だと感じました。
太陽の光をうけて、冷たい夜空に差し返す静かで確かな輝きであったり、雲に隠れた朧月のようなピアニッシモだったり、スーパームーンのように怪しく赤く地上を照らす妖艶さで堂々と主役を演じることもありました。常に慎ましやかで気品を感じました。
言い換えるならシルバーかプラチナかのような音色でした。

どちらも自信に満ち溢れて、素晴らしい音色の饗宴を見せてくださいました。

会場いっぱいに響き渡る二台ピアノの豪華な演奏会に魅了されました。
私自身、連弾も好きですが、二台ピアノの演奏も機会があればぜひやってみたいなぁと思いました。(早速色々と仕込んでいます。笑)

12月は、初台オペラシティで、最近ファンになった實川風(じつかわかおる)さんのリサイタルに行きました。

バッハからコンテンポラリーへのプログラムがかなりマニアックで魅力的で素晴らしかったです。

まず、この方、物凄くピアノが上手い。
バッハや近現代を主に演奏されましたが、素人が聴いてもスケールとかがまずめちゃくちゃ粒揃いで正確ですし、技術が素晴らしく、楽器を巧みに鳴らして会場全体に届け、音を鳴らさない間の響きも計り知れない次元のペダリングで操り自由自在にコントロールされているように感じました。
コンテンポラリーは、時に実験のようでもあり美しく緻密で攻めていました。それでいて、派手なパフォーマンスなどはなくどこか控えめで、淡々としていらっしゃる。
お名前のとおり、風のように自由な演奏だなと感じました。風が時空を超えていく感じで、丁寧でお手本的でありつつ大変芸術的な演奏でした。

(後で経歴を見たら、国際コンクール入賞多数からの現在は藝大講師をされているそうで、、恐れ入りました。大変納得してしまいました。)

私の知らない曲を沢山演奏されましたが、その世界観に引き込まれまくりました。アンコールの4曲も見事な構成で、最後まで緊張感を保たれていました。
チェンバロとかも演奏されるようなので、またリサイタルにぜひ行ってみたいです。

お三方の宣伝のようになってしまいましたが、
それぞれの音色が違ってみなさん素晴らしいとの感想文でした。

思い返すと、数年前に横山幸雄さんの4大コンチェルト全曲演奏を生で聴いたのですが、それはもう圧巻で、大地のような安定感でしたね。

PH会のみなさんの奏でるピアノの音色は、太陽?月?風?それとも大地?例えてみるのは、いかがでしょうか。

(M.M記)

本日の練習曲♪
ロマンチックなワルツ/布施 威
ピアノ協奏曲23番第二楽章/モーツァルト 
2台のピアノのための協奏曲 BWV1061/バッハ
即興曲第3番/フォーレ

ピアノサークル ピアノを弾きたい!

Contact

Mail

info@pia-no.com

WEBSITE

https://pia-no.com