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  3. 【メンバー日記】恋ヶ窪ショッピングセンター ストリートピアノ

どうも、T.N.です。

いきなり真夏のような暑さがやってきて、夜も寝苦しい日が続きますね。

熱帯夜だけど夜はぐっすり寝たいや〜

いかがでしょうか?少しは涼しくなったでしょうか?

さて、今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。今回訪れたのは国分寺市。西武国分寺線の恋ヶ窪駅を降り、住宅街の中を5分ほど歩いていくと、「恋ヶ窪ショッピングセンター」に到着します。

このショッピングセンターにはスーパーやパチンコ店、飲食店などが入居しています。筆者は土曜日の夕方に訪れたのですが、買い物に訪れる方の姿がちらほらと見られました。

こちらの1階にはフリースペースがあり、買い物に来られた方たちの憩いの場になっています。その一角にアップライトピアノが1台置かれていました。地域の方から寄贈されたものだそうで、最近設置されたばかりとのこと。

ピアノ本体には大胆かつカラフルなペイントが施されており、ひときわ目を引きます。実はこのデザイン、「恋ヶ窪」にちなみ、“恋”をテーマにしたデザイン案を募集した中から選ばれたものだそう。採用されたのは、19歳の若きクリエイター・小柳岬己さんによる案とのことで、その瑞々しい感性に感銘を受けました。

周囲には、左後方のガラス越しに見えるパチンコ店からのにぎやかな電子音、右後方のゲームセンターから聞こえるBGMなどが入り混じり、環境音はかなり賑やかな様子です。

早速、いつも通りベートーヴェンのピアノソナタ31番から1楽章を弾かせていただきました。鍵盤の動きもスムーズで、このピアノがこれまで大切にされてきたことが伺えます。人通りはあまりない場所で、さほど緊張することなく演奏を楽しむことができました。

周囲の音に少し気を取られながらも、次は何を弾こうかと考えていたところ、パチンコ店の店内から「残酷な天使のテーゼ」が大音量で流れてきました。せっかくの機会だったので、それに合わせて即興で弾いてみることに。パチンコ店と隣り合う環境だからこそ生まれる、ちょっとユニークな体験でした。

まだあまりこのピアノの存在が知られていないのか、ここを訪れる方は少ないように感じました。しかし、「恋」をテーマにしたロマンチックな装いで再び命を吹き込まれたこのピアノが、これから少しずつ地域の方々に親しまれ、日常の中に音楽が溶け込んでいく、そんな存在になっていっていくといいなと思います。

ピアノサークル ピアノを弾きたい!

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