どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。
今回訪れたのは、御茶ノ水の明治大学 駿河台キャンパスです。
「アカデミーコモン」という校舎の前には広場があり、都心にありながら開放的な雰囲気が漂っています。
広場の一角にはアップライトピアノが置かれていました。茶色の艶のあるボディが印象的です。
平日の昼休み、行き交う学生たちの姿の中に、人工芝の上で談笑したり、椅子に腰掛けランチをとったり、読書を楽しむ人の姿も見られます。そこへ親子連れが訪れ、小さな女の子が楽しそうに鍵盤を触り始めました。ピアノの音色が昼下がりのキャンパスに広がり、演奏を終えると、広場にいた人たちから温かい拍手が送られました。
このピアノは、「MU STREET PARK」というイベントの一環として設置されたものです。学生有志による実行委員が企画・運営し、「音楽やアートを通じて、学生と地域の人々が自由に交流できる空間をつくりたい」という思いから始まったそうです。今年で4回目を迎え、秋のキャンパスを彩る恒例のイベントになっています。
今年は、9月26日(金)から11月28日(金)まで開催しており、水曜日と金曜日にピアノを開放しているとのこと。
筆者も弾かせていただくことにしました。選んだのはいつものベートーヴェンのソナタ31番から第1楽章。鍵盤のタッチは軽く、弾いていてとても気持ちがいいピアノでした。秋らしい過ごしやすい気候のもと、空の下で演奏できるのはやはり特別です。和やかな雰囲気に包まれながら、温かい拍手をいただき、とても心地よい時間を過ごすことができました。
その後はキャンパスの建物内へ。実はこのイベントでは、会場の一角にコーヒースタンドも設けられていて、学生スタッフの皆さんがその場で豆を挽き、一杯ずつ丁寧に淹れてくれます。
コーヒーを注文して待っているあいだ、スタッフの3人とお話をさせていただきました。皆さんそれぞれピアノや吹奏楽をされていて、音楽が好きとのこと。音楽トークにも花が咲き、楽しいひとときを過ごさせていただきました。筆者がストリートピアノ巡りをしていることを話すと、「ピアノもぜひ楽しんでいってください」と温かい言葉をかけてくださいました。
挽きたてのコーヒーを手に再び広場に戻り、ベンチに腰を下ろしてひと休み。ピアノでは年配の女性がショパンのノクターンやエチュードを演奏されており、その落ち着いた音色が会場の空気をやわらかくしていました。コーヒーの香りを感じながら耳を傾けていると、心が穏やかになる時間でした。
素敵な音楽との出会いがあり、学生の皆さんとの温かい交流もあって、本当に良いイベントでした。明治のイメージも、より素敵なものになったと思います。
またこの場所を訪れて、この広場の雰囲気をゆっくり味わいたいと思います。
【今日の飯テロ】
今回はキャンパスのすぐ近くにある、讃岐うどんの名店へ。麺をすすった瞬間にふわりと広がる小麦の香りと、ほどよいのどごしが素晴らしかったです。
かしわ天もいりこ出汁のつゆと相性抜群で、美味しくいただきました。
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