メンバー日記
10月22日から東京国際映画祭が開催されています。今年は鬼才オーソン・ウェルズの生誕100周年ということで、レトロスペクティブが組まれています。私も休日に行く予定だったのですが、寝過ごしてしまいました…。悔しいので、彼の処女作かつ代表作『市民ケーン』のサントラを聴きながらのんびりしているところです。
『市民ケーン』は歴代映画ベストのような特集があると大体トップに入る化け物映画。それを知った若者がわくわくしながら観て、鑑賞後がっかりするのはシネフィルの通過儀礼と言えるかもしれません。かく言う私も中学生の時に同じ思いをしました(笑)所謂「面白い映画」ではないですからね…。あらすじは「新聞王の一生」で済みますし。音楽はバーナード・ハーマンが手掛けています。中でも特に印象的なのが”Salaambo’s Aria”。これは主人公ケーンが、才能のない歌手である愛人を無理矢理主演に据えたオペラの曲です。劇中では微妙な歌唱力が気になってしまいますが、なかなかの力作。ちなみに、後にハーマンはオペラ『嵐が丘』を作っています。こちらは映画音楽的すぎるという批判もあるようですが…まあ当然のことでしょうね(笑)
東京国際映画祭は10月31日まで!ウェルズ以外にも色々と面白そうな特集が組まれているので、ご興味がある方は行ってみてはいかがでしょう?

215年に消耗備品を購入しますとかいう稟議書を見ました。弥生時代…。