説明しよう!
曲かぶりとは!!
同じ練習会、発表会、コンクールなどで、
複数人が同じ曲を弾いてしまい、比較される状況に陥ることである!!!
・・・なのでしょうか?
今回は、そんな「曲かぶり」への私見です。
一度アンケートを取れたら、とも思うのですが、
曲がかぶると嫌だと感じる人、どのくらいいるのでしょうか。
私は曲被り大歓迎なので、正直よく分かりません。
これはおそらく、私がコンクールを嫌い、という所からくるのでしょう。
勝って進む必要のない世界にいるのだから、
ミスの数や出来なかったことの数より、
何をしたがっているのかを知りたい。
違う曲なら、アピールではなく紹介。
同じ曲なら、意見交換や提案、その提案への返答。
共通の好きなものがあったら、共有したいのが人の性。
もちろん、
「同じキャラのペアが好きでも、どちらが攻めか、とかで意見は分かれるんだよ!」
と高校時代に後輩に説教されたことはありますが。
でも知らなければ、そもそも語り合えない。
知る機会も失われる。
ここと、ここを結ぶとリンクしていて、
隠された秘密が浮き上がるように作られているんだと思う。
だってその頃、作者はこんな状況だったんでしょ?
『私だったら、その状況ではこう感じると思うな。だから、こう作ったんでしょ?』
『状況とか知らないけど、初めて読んだとき、初めて聴いた時。
こんな景色が見えて、それをみんなと見たくて。」
それが聴きたいから、同じ曲を弾く人は、とても大切に思います。
だから。
私はこれを弾くから、アナタは別の時に弾いてね。
そんな風に言われるのは、少し寂しいです。
違う弾き方をするから、なんでその弾き方にしたのか、
私は知りたい。
技術的な面だったら、どうやったらそんなことできるの!?
知りたい。
奇抜な演出だったら、どんな意味が隠されているの?
どんな景色を見てそれを選択したの?
知りたい。
だってその先には、私の知らない世界が手招きしてくれているから。
全て分かったなんて思い上がりを叩きのめして、
遊びが終わりじゃないことを教えてくれるから。。
さあ、これを読んで心がぐらついた方は、ぜひ曲被りして語りましょう!
(悪魔のささやき)