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  3. 【メンバー日記】椅子の高さ考④


いよいよ最後のご紹介。
「鍵盤より肘を低くする」です。

少数派なので、挙げる人にもっとも迷いますが・・・
おそらく一番低いであろう人を挙げさせていただきます。

「変人で天才」、Mr.グールドです。。

まず用意するのは、特注の椅子。
座面までの高さは30cm±α。

何気なく普段の感覚で座ろうとしたら、
おそらく後ろにコケるでしょう。

(私も今より椅子が高かった大学時代、普通のピアノ椅子ですが
座面を一番下げていて、交代したとき次の人がコケそうになり、
怒られた記憶があります…。
「そんなこと言ったって、仕方ないじゃないか」~À la manière de ENARI~)

特徴は手(指)が脱力しても上を向くことと、
「手首から指までのアーチを保った状態で」鍵盤に対して
指を寝かせる~立たせることが出来る点などでしょうか。

もっとも横に腕を拡げる時は広背筋など肩回りの筋肉をかなり使う、
ホームポジションが低いので同じ加速距離(指のです)で
同等の音量を出すのに最も筋力を必要とする、
見た目からパフォーマーまがいと揶揄される、などの不利な点も。

・・・あれ、デメリットがとっても書きやすいぞ・・・?

ならなぜやるのかというと、デメリットを補って余りある(と思う)
メリットがあるからです。
(最高の音を目指す以上、見た目は一番最後ですから
パフォーマー云々の雑音は無視いたします)

これからはそれぞれのメリット、デメリットとその理由について、
あくまで独断・偏見で書いていこうと思います。

最後にピアニスト達の椅子の高さがわかる画像を、
切り張りしてまとめたものでも張り付けておきます。
~グールドも10代前半の頃は、あの椅子の高さじゃなかったんだなぁ~み〇を

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