猫ってかわいいですよね。気持ちよさそうに寝ている姿を見るだけで癒されますし鳴き声がかわいい。
犬より賢くないと言われますがそれでも怖いもの知らずで自由に生きている感じがまたいいものです
私の実家では去年から猫を飼っているのですが思いのほかかわいく帰省がより楽しみになりました。(ただ帰省日数が短いのか一向に懐いてくれない)
ということで今回は東京都内にある猫にまつわるスポットを紹介したいと思います
その名も「豪徳寺」
東急世田谷線「宮の坂」駅から徒歩約5分、小田急小田原線「豪徳寺」駅から徒歩約10分のところにある曹洞宗のお寺です
中々に立派な門です。境内に入ると
三重塔も迎えてくれます。ただこの塔は2000年代に入って作られたかなり新しいものだそうですが。
この豪徳寺ですが、1480年に世田谷城主吉良政忠が伯母である弘徳院のために「弘徳院」という庵を構えたことが始まりとされています
その後戦乱に次ぐ戦乱で荒廃してしまいましたが、1633年、彦根藩主(滋賀県)井伊直孝により復興整備されました。
井伊直孝は徳川家康の家臣で「井伊の赤鬼」で名をはせた井伊直政の長男。2017年の大河ドラマ「おんな城主直虎」では菅田将暉さんが好演されていました
なぜ直孝はこのお寺を復興させたのでしょうか?その答えに猫ちゃんが大きく関わっています
豪徳寺参道を歩いていくと一つのお堂に行きつきます
その名も「招福殿」
すごく縁起よさそうな名前ですがそのわきを見てみると・・・
めっちゃたくさんの招き猫!!!小さい物から大きいものまでありとあらゆる招き猫がいます
実はこのお寺、招き猫発祥のお寺なのです
井伊直孝が猫により門内に招き入れられ、雷雨を避け、和尚の法談を聞くことができたことを喜んで、後に井伊家菩提寺としたという逸話があり、この縁で井伊家の保護を受け繁栄したのです
このお寺の縁起も相まって招運のお寺として有名になりました。ちなみにさっきの大量の招き猫は願いがかなった参拝者による奉納物だそうです
ちなみにこのお寺には井伊家のお殿様のお墓もあります。
幕末の大老、井伊直弼のお墓もここにあります
そしてこの豪徳寺、実はお城の一部だったりします
南の方へ歩いていくとこのような看板が
その名も世田谷城
室町時代にこの土地を治めていた吉良氏のお城といわれています
吉良氏は江戸時代に忠臣蔵で有名な吉良上野介を輩出します
住宅地にあるのでかなり遺構は失われていますが郭の跡や堀の跡が今でも残っています
そして豪徳寺はかつての世田谷城の中心部であったと言われています。かなり広大な城郭だったようです
堀跡
1590年の小田原征伐終了後は廃城となり使われていた石材は江戸城で使われたようです
周囲には吉良氏に関わるお寺も多くあり、史跡に溢れた街を実感することができます
そして世田谷にはもう一つ猫スポットがあります
東急世田谷線・西太子堂駅の近くにあるこちらの本屋さん
「Cat’s Meow Books」というお店です
このお店がなんで猫スポットかというと、店内を猫がうろついています
それも一匹だけでなく数匹が店員さんのごとく歩き回っています(店内の写真は撮れませんがネットで検索すると沢山かわいい猫が見れます)
感染症対策の関係で人数制限していたりしますが猫ちゃんは健在です。
そしてこの本屋さん、置いてある本が全部動物や猫に関わる本というちょっと変わった本屋さんです
猫の写真集からかなり重い専門書もあったりとふり幅が大きい本屋さんです。猫好き、本好きはぜひ一度行ってみてください!
ところで世田谷といえば12/19(土)に行われるクリパの会場も世田谷(最寄りは小田急線「成城学園前」)です
昼の部参加なら終わったあと世田谷城行けますし夜の部なら始まる前に豪徳寺に行けるという絶妙なタイムスケジュールとなっています
参加者もまだ募集していますのでぜひご参加ください!
おまけ
我が実家の猫写真です
メス猫
オス猫
おわり
by R.O
ピアノ歴:小学生6年間、現在~
好きな作曲家:久石譲 ドビュッシー ラヴェル
その他の趣味:日本史、書道、読書、旅行、ゴジラ映画を見ること、在宅勤務中にyoutubeでクラシック聴くこと
今年あまり城巡りせずに終わってしまうのが心残り