夏の甲子園大会、今年はコロナ影響で中止とのこと。喪失感が半端ないです。ただ、高校球児達が抱かれて居るであろう喪失感とは比べものにならないのは言うまでもありません。高野連には埋め合わせを頑張ってほしいものです。
甲子園と言えば、私の出身校…と全く同じ名前の高校が延々と甲子園に出まくっている福島県をはじめとして、出張で行った静岡、石川、兵庫、出身地の栃木、あとおまけに育ちの地である神奈川など、今年は応援したいところがたくさんありました。
「横浜ベイスターズは神奈川県で7番目に強い」というものすごい(自虐)ネタが生まれるほど強豪そろいの神奈川県で育っただけあり、各都道府県の甲子園出場校を予想したり、ベスト8を予想したり、毎年楽しみにしていたのですが、それができないのはとても寂しいです。
せっかくなので、この寂しさを紛らわすため、高校野球の面白さについて離していきたいと思います。
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まず、野球そのものが面白いです。技術的にはプロ野球には劣るのですが、どの学校も甲子園に懸けてきており、最後まで全力で戦うので何が起こるか分からない面白さがあります。「甲子園には魔物が住んでいる」等と言われますね。
「日本文理の夏はまだ終わらな~い!!!」という名実況が生まれた2009年夏決勝戦の9回2死からの日本文理の猛反撃や、斎藤佑樹と田中将大の引き分け再試合にもなった投げ合いなど、野球史上に残る名場面が多々あります。
そしてもう一つ、なんと言ってもブラバンの応援です。最近強すぎる大阪桐蔭高や迫力がありすぎて苦情がきたり高野連から怒られたりした習志野高校など、全国トップレベルの吹奏楽部をひっさげてやってくる高校もアリ、破壊力がすさまじいです。
曲一曲で球場全体の雰囲気をも支配するブラバン応援のすさまじさは、甲子園の魔物そのものであるようでもあり、音楽の力を如実に感じさせくれます。
流石に甲子園日記でピアノの出る幕はないのですが、せっかくなので(4段落ぶり2回目)私の好きなブラバンの応援を紹介します。動画見るだけで甲子園見ているような気分にさせてくれます。
まあでも、応援は野球を中継で観ながら聞いてナンボなんですけどねー
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★アゲアゲホイホイ(サンバでジャネイロ)
兵庫県の報徳学園が最初に発明したらしいです。兵庫と言えば甲子園のお膝元。全国でも有数の激戦区なので、報徳が毎回甲子園に出られる訳ではないのですが、アゲアゲホイホイは登場以降爆発的に広がり、今や甲子園の応援の中でも最も良く聞く曲の一つです。
曲自体もテンションを上げてくれますが、かけ声の入れ方が凄く独特で良いです。簡単で誰でもできるので、テレビの前からでも気軽に参加できます。共学の学校だと男声と女声を分けてメリハリができ、なお良いですね。
★天理ファンファーレ
名前にあるとおり、奈良県の天理高校によるオリジナル曲で、打者がヒットを打った後に演奏されます。元ネタは天理ですが、今では全国的に幅広く演奏されており、かなりの頻度で耳にします。
とても短い曲ですが、ヒットを打った次の打者を勇気づけ、また守備側を威圧するような雰囲気を感じます。緊迫した締まった試合運びの中でこの曲が流れると、かなりテンションが上がります。
良くメディアでも取り上げられますが、天理高校は応援団長が独特で格好良いです。
★ジョックロック
甲子園・和歌山と言えば智辯和歌山高校というのが、サンドウィッチマンのネタになるくらい有名ですが、智辯和歌山の応援曲と言えば、『魔曲』ジョックロックでしょう。
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この曲が流れ出した途端に打線が爆発する、好投を続けていた相手投手が突如制球をみだすなどなど、流れ出すと何かが起こる&ここぞというところで演奏されるという、甲子園ファンなら誰もが知る応援曲です。
ジョックロックが流れ出すと、テレビ越しでも分かるほど異様な雰囲気になります。「甲子園観てるんだな」という気分にさせてくれて、本当にたまらないです。
一個くらい、テレビ中継っぽい動画を上げようと思いましたが、どれもこれも対戦相手が魔曲の力で大変な目に遭っていて可哀想なのでやめました。
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高校野球に限らず、スポーツの応援歌というのは基本的に、「短くて、単純」です。それでいてあの迫力やムードを作り出してしまうと言うのはものすごいと思います。
日記を書くためにyoutubeで高校野球の応援を観ていましたが、、、
応援の声が、若い!!!