みなさんは発表会で演奏するときに緊張しますか?先日の発表会でいろんな方とお話をしていると緊張される方が多い印象を受けました。自分も子供のころ習っていた教室での発表会や、大学で所属していたピアノサークルの発表会でも最初の方は毎回緊張していたと記憶しています。ですが学生の時に何度も発表会に出ているうちに前ほど緊張しなくなってきて、徐々に発表会でもリラックスして気楽に弾けるようになってきました。単純に回数を重ねたから慣れのようなものかとも思ったのですが、発表会に出るときの気持ちの持ち方が変わったような気がするので、そのあたりを書いてみます。
発表会で弾くとなぜ緊張するのか考えてみると、いろんなマイナス要素を思い浮かべてしまうからかなと個人的に思います(ミスタッチ、暗譜が飛ぶ、練習通りに弾けない…etc)。マイナス要素にはある程度目をつぶって笑、割り切ってしまった方が気持ちは楽になりますね。自分は挙げてみた例に対しては、
・ミスタッチ
→プロのピアニストのコンサートでもミスタッチは普通にありますしノーミスで弾ける人のほうが珍しいですね。ミスタッチは自分が気にするほど聴いている側は気にならないのかなと思います、実際人の演奏聴くときにミスの粗探しってしないですよね。
・暗譜が飛ぶ
→これもプロのピアニストのコンサートでもたまにあります(さすがにプロなので自然な感じでリカバリーしますが)。飛んでしまうときは飛んでしまうのでしょうがないのかなと。
・練習通りに弾けない
→ミスタッチとも関連しますが、なぜか本番は普段練習しているときのように弾けない感じがしてしまいますね(これはこれで原因をまた考えてみたいです)。大学のときに相当ピアノの上手な先輩が「本番は練習の6,7割出せればいい方」みたいなことを言ってたのでそんなものなかなという気がします。
といった感じで、プロでも起こりえるし…とか上手い人が言ってるし…と自分を無理やり納得させています笑
では逆にプラス要素って何だろうと思うと、人によるかとも思いますが以下などが挙げられるのではないでしょうか。
・フルコンのピアノを弾ける
→個人的にはこれが発表会で弾くことの一番のモチベーションです。普段電子ピアノで練習していてたまに練習会でグランドピアノを弾けるだけでも嬉しいのですが、フルコンのピアノはホールで弾くような発表会でないと弾く機会がなくて貴重です。
・ホールで演奏できる
→1つ目とも関連しますが、舞台のあるホールで弾く機会は発表会とかじゃないとあまりないかなと思います。音響なども考慮された場所で弾けるのはこれもまた貴重ですよね。
・衣装をお披露目できる?
→これはどちらかというと女性の方があてはまりそうなので想像ですが、大学のピアノサークルでの発表会を思い出すと毎回女性陣はドレスに気合が入っていて、それも1つの楽しみなのかなと思っていました。男性側は大体スーツなのでそんなにかなという気がしますが、個人的には普段仕事でスーツを着ないので発表会でスーツを着ると気が引き締まるなという感じはあります。
いくつかプラス/マイナス要素について書いてみましたが、自分はマイナス要素のことはなるべく考えないようにして、プラス要素のことを考えて毎回発表会を乗り切っています。発表会は練習したお気に入りの曲を披露する機会ですし、緊張して憂鬱な気分で弾くよりもせっかくなら気楽に楽しんで弾けた方がいいですよね。自分なりのプラス要素を見つけると発表会で弾くのが楽しくなるのではないでしょうか。
最後に、発表会あるあるだと思いますが、発表会が終わって次に何を弾くか考えながら色々譜読みしている時が楽しいですよね。みなさんは次に弾く曲などは決めていますでしょうか?また練習会や発表会で演奏を聴けるのを楽しみにしています。