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  3. 【メンバー日記】石巻・松島のストピ巡り

どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。

※この日記は以下の続編です。

【メンバー日記】仙台のストピに挑戦だい!(その1)

【メンバー日記】仙台のストピに挑戦だい!(その2)

8月9日(土)朝。前夜は仙台のカプセルホテルに宿泊し、サウナと露天風呂でゆっくりと疲れを癒やし、この日を迎えました。

この日、まず向かったのは石巻。仙台駅から電車でおよそ1時間、石巻駅に到着しました。駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りて、目的のストリートピアノがある場所まで向かいます。

駅から目的地に至るルートは海岸から1〜2kmほど内陸でしたが、それでも至るところに東日本大震災の津波の痕跡が残っていました。日常の風景の中にふと現れるその跡が、あの日の出来事を確かに伝えており、津波の恐ろしさと、決して風化させまいという地元の方々の強い意志が感じられました。

駅から自転車を走らせることおよそ10分。到着したのはアミューズメント施設「プレナミヤギ」。館内にはボウリング場や卓球、ビリヤード、ゲームセンターなどが並び、そのボウリングレーンのすぐ横にグランドピアノが置かれていました。ちょうどブルグミュラーを弾く小学生くらいの男の子がいて、家族に見守られながらの演奏しているところでした。その様子はとても微笑ましく、思わず拍手を送りました。

続いて私もショパンの「舟歌」を演奏しました。グランドピアノらしい豊かな響きで、力強さと深みが感じられます。コンサートホールでの演奏とはまた違い、周囲の音が程よく混ざる環境ならではの気軽さがあり、程よく肩の力を抜いて演奏することができました。ボウリングレーンの横というなかなか珍しいロケーションのピアノですが、今回弾くことができて本当に良かったです。

石巻での演奏を満喫した後は、仙台方面へ戻る電車に乗り込みます。次の目的地は、日本三景のひとつとして知られる松島です。松島海岸駅で下車すると、多くの観光客でとても賑わっている様子でした。まずは、海沿いの通りを食べ歩きしながら進みます。

数分歩くと「松島蒲鉾本舗」に到着。1階では笹かまぼこの網焼き体験ができ、熱々を頬張りながら昼からビールという贅沢を味わいました。

3階に上がるとカフェスペースがあり、そこにはアップライトピアノが置かれていました。ピアノには、松島の夏の風物詩である花火大会や灯籠流しをモチーフにした華やかなペイントが施されていました。まさに、この時期にぴったりのデザインです。

ここでもショパンの「舟歌」を演奏しました。実際に弾いてみると音響が非常によく、しっかりと響き渡ります。奥のガラス戸の向こうにはテラス席があり、松島湾に浮かぶ島々を一望できる絶景が広がっています。テラス越しに広がる海を眺めながら奏でる舟歌は、まさに特別な時間でした。

※このピアノについては、当時仙台在住だったメンバーが日記に書いており、それを読んだときからいつか行ってみたいと思っていました。
当時は外のテラスに置かれていたそうで、そんな開放的な空間での演奏は、きっと格別だったことでしょう。

【メンバー日記】なめたらアカン…!

その後は松島の名所を巡ります。瑞巌寺では、荘厳で豪華絢爛な本堂に圧倒されました。円通院では偶然にも解説ツアーに合流でき、この地における仏教の興りと変遷、そして海外との文化交流の歴史について学ぶことができました。

こうして、二日目も音楽と歴史、そして美しい景色をたっぷりと味わう充実の一日となりました。

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