神戸市は、ストリートピアノの設置数が日本でも特に多い街として知られていて、市内には30か所以上のピアノが置かれているそうです。
中でも地下鉄海岸線は、全駅にピアノが設置されている珍しい路線とのこと。
その地下鉄海岸線にストリートピアノが設置されていることを知り、全駅を一駅ずつ回ってみました。
実際に弾けた駅もあれば、タイミングの都合で演奏できなかった駅もありましたが、路線全体を一通り回ることができました。
事前に綿密な計画を立てたというより、一駅ずつ降りながら、その都度足を止めていくような形でした。

ストリートピアノはイギリス発祥と言われ、日本では鹿児島から広まったとも聞きます。以前、鹿児島でストリートピアノを回ったこともあり、今回は神戸の街の中で、地下鉄沿線に設置されたピアノを見て歩くことにしました。

海岸線のピアノは、案内表示や足元のマットなどに青いチェック柄のデザインが使われていて、路線全体としてまとまりのある印象を受けました。

三宮・花時計前駅

出発は三宮・花時計前駅から。
人の流れはそれほど多くなく、立ち止まる人も少なめで、短時間でも弾きやすい場所でした。

旧居留地・大丸前駅

街の中心に近い駅。
通路の中に置かれているぶん、通行の流れの中でさっと弾いて次へ向かう、という使われ方が合いそうな場所でした。

みなと元町駅

改札を出てすぐのところにピアノがあり、落ち着いた雰囲気の駅でした。
人通りも少なめで、音を出しやすい場所でした。

ハーバーランド駅

この日はイベント対応のため、演奏はお休みの案内が出ていました。

駅員さんに聞いて、改札の外にもピアノがあると教えてもらい、足を運びましたが、こちらもイベント対応でした。

中央市場前駅

通路脇に置かれたアップライトピアノ。
人通りが落ち着いていて、静かに弾ける場所でした。

和田岬駅

グランドピアノが置かれていて、この日は実際に弾くことができました。

ピアノのそばに、弾いた人が自由に書けるノートが置かれていました。

苅藻駅

比較的静かな雰囲気の駅。
長居するというより、移動の途中に短く弾いていくのにちょうどいい場所に感じました。

駒ヶ林駅

この駅にも、地下鉄海岸線の駅構内に設置されたストリートピアノがありました。

新長田駅

最後は新長田駅。
ピアノは少し奥まった位置にあり、人の流れから一段外れた場所に置かれていました。

弾き終えて地上に出ると、鉄人28号のモニュメント。

地下の駅とは雰囲気が変わり、外に出た実感がありました。

今年も日記を読んでくださり、ありがとうございました。