「Freude Schoner Gotterfunken …」
「Daine Zauber binden wieder …」
第九合唱の主なテーマであり、合唱の多くの部分はこの2つのテーマから成り立つ。
第九のフーガ(二重フーガ)と呼ばれる部分はこの2つのテーマを各パートで受け渡しながら歌う、とても難しくやりがいのある箇所だ。
先週から続いたフーガの練習は、全体の音取りを終え全パートでの合唱となった。最初にソプラノからバス、アルトからテノールにテーマが受け渡されるが、この時に音色が違うと合唱として一体感が生まれないそうだ。
これぞ合唱の醍醐味である。ソプラノだからソプラノらしい歌い方とか、バスだからバスらしいとかではなく、他のパートの音を聴いて音色に一体感を持たせる、この作業が大事なのである。
今日先生が面白いことを言った。レガートを意識するあまり全体をなんとなく流して歌っているように聴こえるが、一音一音を丁寧に歌うと、それが結果としてキレイなレガートになると。
これは、ピアノできれいなレガートが弾けないと悩んでいた私にはいいヒントとなった、合唱のアドバイスだったが歌わせるのはピアノと同じか。
暑い季節だが、第九は続く
by ともみん