単身大阪で仕事三昧だった私宛に飛び込んできた、第九を演奏しませんかの誘い。
軽い気持ちで「一度だけやってみようか」と思ったが、歌詞はドイツ語だし音は高いしと、かなりの苦戦を強いられた。
などと言いながら、気がついたら三度の挑戦。2月に東京に転勤したが、第九を歌いたい欲求が増すばかり、もはや第九なしでは生きていけない。
そして今年もドイツ語と格闘することとなった。ここからは12月本番に向けた格闘の日々を記録してみるとしよう。
今日の練習はドッペルフーガ(二重フーガ)の部分、第九の中でも最も難易度が高いところのひとつだ。フーガは、わかりやすく言うと輪唱のようなものだ(厳密にはちと違うようだが)。
二重フーガと言うからには2つのテーマで輪唱をするのだが、これが非常に難しい。言っておくが、フーガは上手く歌えると神の声のごとく美しいのだが、最初の練習はだいたいはグダグダになる。今日の練習も多分にもれずグダグダだ。
しかし、ピアノでバッハが苦手な人は同じ悩みがあるだろうから、笑えない。かくなる私もバッハは大の苦手、当然ながら笑えない。
次回もフーガに苦労する予定だが、いずれ神の声に近づく日は来るのだろうか?
さて、これから本番までドイツ語にうなされる恐怖の日々が続く。
by ともみん