PH会の皆さま、こんにちは。秋の定期演奏会が続いていますね。運営に演奏準備にと、忙しくも充実の日々をお過ごしのことと思います。
私も初の演奏会に参加させていただき、皆さんの熱演や運営陣のご活躍はとても感慨深く、あたたかい余韻の中に夢見心地で浸っています。
今回譜面台を取り払ったピアノを弾いたのは初めてで、知らない景色が見られてとても気持ちよかったです♪
本当にありがとうございました。
そんな新宿角筈演奏会「わたしの音を奏でよう」の2日前に、友人の誘いである美術展に行って参りました。
東京都美術館の田中一村展です。
音大の授業には「美学」があるそうで、ピアノの先生をしているその友人は、ファッションセンスもよく、美術に関する知見も豊富です。
美術の教科書に載っていたような?くらいしか知りませんでしたが、「田中一村展」大変素晴らしかったです。
彫刻家の父親の元、幼少期から絵の才能を見せ、六歳で描いた雀の絵からもう大変素晴らしく、苦悩を経て尚描き続け、奄美で生涯を閉じるその時までの約300点の作品を堪能することができました。
花鳥風月のとくに花や鳥を描いたものが多く、植物の様々な葉の観察と表現が見事でした。
経験を重ねて成熟してゆく芸術家の一生とその作品を通して、感じ入るものがありました。
平均年齢はかなり高めの展覧会でしたが、興味ある方はぜひお出かけくださいませ。12月1日まで開催中です。
その後、演奏会のひとりリハーサルをと期間限定のストリートピアノで弾かせていただきました。ローランドの白い電子グランドピアノが設置されていました。
あいにくの雨天でしたが、しっかり屋根がある場所で、楽器も自分も濡れる心配はありませんでした。
木曜日の夕方、赤坂というチャレンジングな場所でしたが、人が少なく広々とした空間で一曲通せて、弾き終わったあとに、次の方にありがたいお褒めの言葉をいただき、(電子の力で実力以上によく響いていたようには思いますが)少しお話できて大変よい経験となりました。その方は、ビートルズのイエスタデイを大変おしゃれなアレンジでしっとり演奏されていました。
その後ひとりのPHメンバーさんに偶然出会い、小雨の中帰路につきました。
芸術の秋、みなさんそれぞれの体験も、お聞かせくださるのを楽しみにしています♪
それではまた。
演奏曲目:ショパン ノクターン第17番Op.62-1