一年前に師匠に出会っていかに自分の音を聴いていなかったかを知り、それからはひたすら聴くことに腐心しています。ある意味の集中でもあり、逆に脳の開放でもあるような?
それにしても!この日本の、東京のなんとウルサイことでしょう?私が住んでいるのは東京のハズレの緑の多い広々としたところですが、それでもいつもどこからか車の音はしてきます。電車では過剰なアナウンス、商業施設でも医療施設でもレストランでもカフェでも、常に安っぽいBGM。いつもどこかでデジタル音。よく考えれば、一人きりのリビングでもエアコンや食洗器など電化製品の音がする。TVは一切見ませんけどね、CMの音が大嫌いだから
私はスマホでイヤホン使って音楽聴くことはあまりしません。それより楽譜を眺めながらアタマの中で音を鳴らす方が好きだけど、屋外だとそれができる環境があまりありません。それこそアナウンスには妨げられるけど電車の中が案外いいですね、BGMが入らない分
無音に近いのはウチの防音室。それも普段は換気扇がまわってるので時々はこれを切って、楽譜や自分の演奏、音楽と向き合います。でも防音室の息苦しさは本来私の求めるものとは違う
例えば私の実家、北海道の田舎の冬の夜。雪の降る音が聞こえそうな静寂に都会暮らしが長い私は時に耳鳴りさえします。そんな中でピアノを弾きたいなと思う・・・18歳まで弾いていたのにねえ
静かなところに行きたい。自分の脈の音が聞こえるような。そこでピアノが弾けたらいいのに・・・もちろん、だからと言って、自分の音をよく聴けるようになるわけじゃないだろうけど(;^_^A