先日、上野で開催中の鳥獣戯画展に行ってきました。
実は高校時代から鳥獣戯画の絵が大好きでした。しかし内容をよく知る機会もなくここまで来てしまったので、今回の展覧会では魅力をさらに知ることができとても有意義でした。
そんな鳥獣戯画について今回は簡単に魅力を語っていきたいと思います!
・基本情報
鳥獣戯画(正式には鳥獣人物戯画)は京都の高山寺に伝わる巻物絵です。甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻で構成され、動物が擬人的に描かれた有名な甲巻から人物が描かれた丁巻まで様々な絵やタッチで描かれています。平安~鎌倉時代に作成され、複数の作者によって集成されたと伝わっています。
①とにかく絵が可愛い
国宝に“可愛い”と言ってしまっていいか悩みますが、とにかく可愛いです。
特に有名な甲巻には11種の動物が描かれているそうですが、私はよく登場する蛙と兎、狐が好きです。場面では相撲をとっているところが表情といい仕草といいとても可愛らしいです。その中でも気を吐く蛙が特別可愛いです!
②繊細な筆触
鳥獣戯画は墨だけで動物や人間の顔から体まで繊細に描かれていますが、クオリティが素晴らしく高いです。また墨の濃さを変えて表現されているところ、例えば蛙の背中は薄く塗られているところがありリアル感が増されていたりとこだわりも感じられます。動物・人物だけでなく、草木や川などもリアルに描かれているのが作品のクオリティをさらに高めているように感じます。
また一つの巻物にして相当な長さがあるものを全て丁寧にかつ失敗もせず描かれており、作者の忍耐力を尊敬します。
③4つの巻物にそれぞれの特徴
展覧会に行ったことで分かった魅力ですが、4つの巻物はそれぞれ特徴が違います。描かれる対象物も違いますし、タッチも少しずつですが違いが見られ鳥獣戯画の世界観が広がりました。特に丁巻だけタッチにスピード感があり他の巻物と大きな差が見られました。
ぜひ興味を持たれた方は足を運んでみてください!
・おまけ・
家にあるグッズと今回の買い物の結果がこちら。(集めたら意外とあってびっくり。)
ちなみに御朱印帳作るなら1つ目は絶対鳥獣戯画のもの買うんだ!と決めて、新卒研修で大阪在住時に1人で高山寺に行ってゲットしました。
高山寺もいいところだったので、旅行できるようになったらまた行きたいです。