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  3. 【メンバー日記】5月コンサート日記・感想

5月に行ったコンサートについて感想を書いていこうと思います。
どちらも神奈川フィルの演奏です。
神奈川に移り住んで3年が経ち、神奈川フィルの演奏会にも何度か足を運びました。そろそろ神奈川フィルの中で推しができそうです。

①ラ・フォル・ジュルネTOKYO

ラヴェル/ツィガーヌ
デュカス/魔法使いの弟子
ドビュッシー/交響詩「海」

ドビュッシーの海はずっと生で聴いてみたかった曲なので、行くことにしました。
ドビュッシーの交響詩「海」の楽譜は出版当時、葛飾北斎の富嶽三十六景が表紙に使われたと言いますが、ドビュッシーが日本や東洋から受けた影響が色々あるのはなんか嬉しいなと思います。
生で聴く交響詩「海」は、波のうねりをより感じられて、ドビュッシー独特の和声は神秘的で、とてもわくわくしました。
そして、初めてラ・フォル・ジュルネTOKYOに参戦しました。昔、その昔ですが、ラ・フォル・ジュルネ金沢というのがありまして、(今は名前が変わってかなり別のものになりましたが)私は地元が金沢市なので、幼い頃は何度か親に連れて行ってもらっていました。
ついに東京のラ・フォル・ジュルネも聞きにこれたのが良かったです。
ラ・フォル・ジュルネはこれぞクラシックの祭典、という感じで良いですよね。

②神奈川フィル ミューザ川崎シリーズ

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
ベートーベン/交響曲第6番「田園」

ブラームスのピアノ協奏曲2番は最近良さが分かってきた気がします。おそらく実家の車でよく流れていたので父が好きだったのだと思います。なので特に音量が大きめのところは聞き馴染みがあります。(音量小さいところは車だと聞きづらかった)
この曲は第1楽章の入りが好きなのと、3楽章は今回の演奏会で魅力にどっぷりと浸かりました。
第1楽章はホルンの温かい音から始まり、このシンプルな主題にこの曲の全て、ブラームスの優しさ、強さといったものが詰め込まれている様な気がします。最初のホルンとそれに続くピアノが放物線を描くように、綺麗に、響いていくのがとても好きです
第3楽章は美しすぎるチェロのソロから始まります。時折使われる、コントラバスのピチカートが心地よくホールに響くのもまた良いです。低周波ゴリゴリに出るどデカいスピーカ買いたいなあ
youtubeで聞き直しても、思い出しては心がふわっと満たされるような、とてもいい曲です。
3楽章は正に車の中だと聞きづらかった部分のようで、あまり馴染みはありませんでしたが、こんないい曲だったのかと思いました。かなり久しぶりに、心の琴線に触れる演奏を聴きました。個人的に、この中で死んでいきたい曲第2位です。(1位はラヴェルのマ・メール・ロワ第5曲「妖精の園」)
曲全体を通して、50分ほどあり、どの部分も噛み応えがすごくあって、これからもしゃぶり続けられそうな一曲です。

ベートーヴェンの田園は初夏の五月にふさわしい楽曲だったなあと思います。
このコンサートの前の日はちょうど土砂降りの雨で、まさに第4楽章の「雷雨、嵐」という感じでした。私はこの曲はドイツの民族的な要素を感じられるのが楽しいなと思います。第3楽章の「田舎の人々の楽しい集い」では、ドイツのかわいらしい民族衣装を着た人々が輪を作って踊っているような、そんな様子が伝わってきます。

そんなこんなで、ブラームスあんま弾くわけじゃあないんですが、ブラームスいいですね。
唯一、ブラームスの16のワルツ(連弾のやつ)1番なら弾いたことあるのですが、他の曲も弾きたいです

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