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突然ですが、みなさんが普段練習する曲の「雰囲気」はどんな感じですか?明るい曲、さわやかな曲、暗い曲、情熱的な曲、…ピアノ曲の雰囲気は十人十色ならぬ「十曲十色」とも言えるぐらい、その曲により様々です。

私自身はこれまで、明るい曲、メロディーが優雅で流れるような曲を弾くことがほとんどでした。実際PH会の過去の演奏会で弾いた曲を見ても、

・花の歌(ランゲ)

・エチュード25-1(通称:エオリアンハープ)(ショパン)
と、いった感じ。

ですが、PH会のみなさんの演奏に触れていくうちに、最近になって「もっと違う雰囲気の曲に挑戦したい」「もっといろんな表現ができるようになりたい」という願望が。
じゃあその「違う雰囲気」のうち、自分はどんな曲がいいのだろうかと前回の本番(2月の府中)から新たな課題曲を探していました。

そして出した結論は「①暗い曲」「②情熱的な曲」でした。最終的に選んだ課題曲は…

●① 暗い曲24のプレリュード前奏曲集第4番ホ短調Op.28-4」(ショパン)
ショパンのプレリュードからの1曲。ちなみに28-7は某胃薬のCMに使われていることで有名な前奏曲集です。この4番はショパン自身の出棺の際にオルガンで演奏された曲とされており、淡々と続く音が何とも言えぬ哀愁と心に迫りくる何かを訴えかける曲です。

●② 情熱的な曲革命のエチュード
エオリアンハープに続き、またもショパンのエチュードから。今回は10番です。(ちなみに10-4は「別れの曲」として有名です)その中でも特に激しく鮮烈な印象を与えるのがラストの「革命のエチュード」。これは1831年のロシアによるポーランド(ワルシャワ)侵攻の際に発表され、病弱だったショパンは祖国のために何もすることができなかったという自身への怒りをぶつけた曲とされています。
…①はまだしも、②はエオリアンハープでもいっぱいいっぱいで、ピアノを習っていた期間半年の人間にはいかんせん難易度が高いのでは?と自分でも思っているのですが、これら2曲を完成させることができれば、自分の演奏もより「表情豊かに」なる(と信じています…!!)

秋の定期演奏会=「PH祭」に間に合うかはわかりませんが、地道に練習してみたいと思います!

ピアノサークル ピアノを弾きたい!

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