Report ■ music space Paulia ■ by chemper

初台のスタジオリリカのときより、ピアノ複数台を利用してローテーションを組んでいるという情報は聞いていたのですが、今回のこちらの会場では発表用のメインサロンと練習用のお部屋２室と合わせて３台のピアノを使用しました。
この試みは、かなり好評のように思われました。それぞれピアノの楽しみ方は十人十色、みっちり課題曲を練習したい方もいれば他の参加者の演奏を鑑賞しているような方もいたように見受けたものです。

 

■練習用の２室にもそれぞれ個性がありました■

・Aルームは白とベージュ調のやわらかい印象を覚えるようなお部屋で、そこでもパーティーを行ってもよいような華やかさを感じました。個人的には落ち着くんですよね。
「食べ物など食べたときは手を洗う」ように、洗面台まで付いていて・・・。配慮の行き届いたものだと思います。そこでは椅子を10脚ほど並べ待ちながら鑑賞できるように設定したかと思われますが、演奏を眺めていても緊張した感じはなかったです。
・Bルームは対称的にラフな椅子並びをしていたものの、結構濃色の木目フローリングが際立っていて、ストイックな練習のために作られたものではないかと考えられました。本当に集中して練習したいと思ったら、マイペースに弾くことができる。私なんかもどうせ弾くならずっとここでも良いのではと思ったくらいでした。前半はあまり使用されていなかったのですが、後半になって集まっていましたね。

 

■発表用スペースがあることは、身が引き締まりますか？■

ステージと客席の隔たりと違い、鑑賞スペースから見ると演奏側がまるでスクリーンの向こうの光景に見えたような気がします。意外と私語など聞こえにくく、サロンで演奏すると結構集中できたのではないかと思います。まあ・・・、本日見学だった私が実際弾く立場に立ったら、どんなものかはまだ想像できないですが。
これから目指す発表会等に向けてもいい機会を得られたのではないかと思います。
今回は10名の方が初参加でしたが、既存のメンバーでいながらもまだこのような形の練習をしたことがない方、今までの練習会と比べてまた違う楽しみや目的が発見できると思いますよ。え、オマエはどうかって？・・・・・・・・・ええ、憑き物が取り除かれるまでは(汗)。

＊このような形での、レポートもしくはコラムを記録係として毎月のこせるように考えております。
当日の記録ばかりではなく些細なところの素敵な発見も独断と偏見ではございますが、新しい発見を共有できますように・・・