【連載 おゆみの音楽エッセイ5】 久野久(くの ひさ)と私 その5

メンバー日記  その頃久は、弥太郎のマネージメントで朝鮮と満州にも渡り、度々演奏も行っている。京城では定員1200名の会場に800名の入り、その内訳は5円券が300に3円券が500と、そうした記録を兄弥太郎は毛筆で克明に書き記している。京城の次は奉天、大連、しして旅順へと、弥太郎・久の旅は続くが、どこも700から800の入りであった。明治から大正にかけてのあの時代、情報網の限られ乏しかったあの時代のクラシック音楽の普及度から考えれば、今の3000から4000の大聴衆に匹敵する入りといえるだろう。...

新年ご挨拶・更なる飛躍の年へ

(当サークル公式サイトを見てくださった全ての皆様へ) 謹んで新春のお慶びを申し上げます。 迎える一年がみなさまにとって幸多き年になる事を心からお祈りもうしあげます。 おかげさまで、昨年は公式練習会・合宿・発表会・クリスマスパーティー懇親企画イベント大小あわせて、年間計59回・のべ参加者1,500人に及ぶ会イベントを企画・開催できました。 「ほぼ毎週何かのイベントが開催されている」 いつかそんな風になったらいいな・・・が、メンバーみなの力で少しずつかたちになりつつあります。...