2020年度秋の定期演奏会第三弾を、11/21(土)に三鷹市公会堂 光のホールで開催しました。
フィナーレとなる三鷹会場では、新型コロナウイルス第三波の影響が懸念されましたが、欠席や入場禁止の方を一人も出すことなく、本番を迎えることができました。このような状況の中、演奏者・スタッフ・観客全員で、一つのイベントを作り上げられたことを心より嬉しく思います。
ここでは、クラシックの演目がメインとなりました。ポピュラーな曲からコアな曲まで範囲が広く、この一日で共演することが奇跡のような作品が揃い、終始聴くのが楽しかったです。
また、他会場よりも練習期間を確保できる分、向き合った量や思い入れもより一層強く伝わり、胸や目頭が熱くなるような演奏との出会いもありました。
今回、10月下旬まで演奏者を募ったことにより、新規で参加して間もなく演奏会デビューを果たした方が多く、練習の成果を遺憾なく発揮しようと一生懸命演奏している姿に胸を打たれました。
私自身、何度かPH会の演奏会に出演しておりますが、大きな舞台とホール、弾いたことのないタイプのピアノに触発されて、一つ引き出しを手に入れた感覚を抱きました。ここでの感動や刺激を家に持ち帰り、次の演奏会に向けて練習に邁進しているところです。
スタッフの仕事もメンバーがこなします。写真撮影も演奏の録画も、受付も舞台裏の仕事も、全て自前です。他会場で演奏をした方だけでなく、当日出番のある方も立候補してくださり、忙しい中ご協力いただけたことが何より嬉しかったです。
高校生の時、文化祭の準備はクラスメイトに頼りっきりだっただけに、実行委員を経て、過去の自分を戒めたくなりました。
普段の仕事をしながら事前の準備をする時間が充実していて、青春時代に戻ったかのようでした。
今期演奏会のコンセプト「今こそ、コンサートでつながろう」を、埼玉会場、江東会場からうまく受け継いで体現した時間となりました。収束の見通しが立っていないこのご時世だからこそ、来期以降も音楽の力を信じて、演奏会を一つ一つ丁寧に作り上げられればと思います。
そして、皆様がこれからも健やかな生活を送れるよう、心より願っております。