ピアノサークルピアノを弾きたい(PH会)の新年一発目のイベント、ニューイヤーコンサートが2022年1月8日に開催されました!
コロナ禍かつ、開催数日前には積雪もありどうなることかと内心ドキドキしましたが、会のメンバーや会場の方のご協力により無事開催することができました。
会場は旧東京音楽学校奏楽堂。上野にある重要文化財の素敵なホールです。
当日は快晴で気温も心地よく、また、周りを見渡せば東京都美術館、国立科学博物館、たまたま開催されていた牡蠣フェス・・、会場だけでなく周りの環境にも助けられてテンションが上がっていくのを感じました。
今回の会場である奏楽堂は、通常のクラシックのホールとは異なり、日の光が窓から少しだけ差しこむような造りとなっています。
朝日を感じながら行われたリハーサルは、スタッフの方のてきぱきとしたサポートによって時間通りに進んでいき、いよいよこれからはじまるなというわくわく感に会場が包まれていました。
開演前のブザーが鳴り、アナウンスが入り、ここまでたくさん準備にご尽力いただいた副実行委員長の挨拶から演奏会がはじまりました。
実は、今回のNYコンサートは通常の定期演奏会とは異なり、クラシックに限定した演奏会でした。
一見クラシックばかりと聴くと眠くなりそうですがそんなことはなく・・。
バッハ、シューベルト、ランゲ、カプースチン、リスト、シューマン、ベートーヴェン、ドビュッシー、アントン・アレンスキー、モーツァルト、ラフマニノフ、スクリャービン、セブラック、ブラームス、チャイコフスキー、ラヴェル、メンデルスゾーン、プーランク、ゴダール、サティ、サンサーンス・・・、
クラシック縛りにもかかわらず、38人の出演者しかいないにもかかわらず、21人もの作曲家の曲を楽しむことができました。知らない作曲家も数人・・。
本当に皆さん素晴らしい演奏ばかりでした。皆それぞれに仕事や学業が忙しい中でも、頑張って練習してここに演奏しに来てくれているという事実が、ピアノ好きとして本当に嬉しく思いました。
私自身は、実行委員長として最後にピアノを演奏させていただき、拙い演奏ではありましたがここまでの感謝とかいろんな気持ちを込めて弾くことができたかな・・?と思います。
演奏会のすべてのプログラムが終わり、みんなで撤収をして、無事にNYコンサートを全員で完走することができました。
最後には演奏会統括の方からの温かい労いの言葉や、先代の実行委員から色紙やプレゼントまで手渡していただいて、こんなにもいろんな方々が優しく見守ってくれていたんだなと実感し、実行委員やれてよかったなと思いました。
改めて、一区切りついて今回の演奏会はPH会のメンバー全員で作ったものだなと感じます。
会場の予約、チラシやプログラムのデザイン・発注、当日のスタッフ・・・、何から何まで全部協力していただいて手分けできたからこそ、素敵な演奏会を作ることができました。
こういう風にピアノを弾く以外のところにもたくさん輝ける場所があることが私個人の勝手に思っているこの会のいいところです。
また、リハーサルや練習室、休憩時間、演奏後にも「いい曲だね~」とか「なんでこの曲にしたの~?」といったやりとりをたくさん見て、ピアノを通じて人の輪が広がっていくのを目の当たりにしました。
今回の演奏会がきっかけにもっともっとピアノの輪が広がり、今年の活動が潤ってくれたらとても嬉しく思います。
このサークルが、みんなが好きなようにのびのびとピアノが弾ける居場所であり続けられるよう、これからもところどころお手伝いできたら嬉しいです。
これから二月、三月と春の定期演奏会シーズンが始まります。新しくこれから入ってくださるメンバーも含め、全員で今年の活動を盛り上げていけたらと思います!
最後に、NYコンサートに出演してくださった方々、スタッフとしてご協力いただいた方、会場の方々、ご来場いただいた方々、本当にありがとうございました!!