2/9の練習会で練習会通算100回目だったらしいですね。めでたいです。
せっかくの節目なので、思い出深い、初回参加時について振り返っておこうと思います。
私は2016年7月の通算53回目の練習会が初参加でした。当時はまだ大学院生で、就活がひと段落して忙しくなる前に参加してみようと思って参加しました。(よく読むと表現おかしいですが、通じる人には通じるはず、、、)
当時は私の年齢はかなり若い方だったと思いますが、今では私よりも若い方が沢山いらっしゃいますね。個人的にも刺激になりますし、良いことだと思います。
私の参加した回の練習会は、新規は新規だけ、既存のメンバー抜きで集まるという形でした。全員初対面なので自己紹介をする訳ですが、だいたいの人が「初心者です…」とか、「ピアノそんなに上手くないです…」とおっしゃるんですよね。おまけに本サークルのホームページにも「初心者の方大歓迎」などと書いてあるので、私の心はまあ油断しきっていました。
いやー裏切られましたね(笑)
誤解を招かないように行っておくと、運が悪かったですね。初心者大歓迎というのは初心者ばかりだという事を意味する訳ではないということを学びました。私の参加した会では初心者がほぼ私一人だけだったという訳です。
ピアノサークルに入る前は他人の演奏などほとんど聞いたことがありませんでしたが、皆さん揃いも揃ってここまで上手いとは思いませんでした。皆さんの演奏を聞く前は「趣味でやっている割にはいい線行っているのでは?」的な自信だったり人前で弾く勇気だったりがまだ残ってはいましたが、皆さんの演奏が始まるや、そう言ったものは一瞬で自宅へと帰って行ってしまいました。
そのようなわけで、デビュー曲を弾くまでの、皆さんの演奏を聞いている時間帯は夏だと言うのに指先が冷えっ冷えになるくらい本当に緊張していて、それこそその後の修論発表の直前よりもはるかに緊張しているくらいでした。。。
…そして私のデビュー曲は「スーパーマリオワールドアスレチックマーチ」でした。いきなりネタに走っていました。浅はかにも出オチを狙ったのでしょうか。こんな状況でよくこんな曲弾こうと思ったなと、かつての私に言ってやりたいのですが、実際弾いてしまった訳で、どうしようもありません。弾いた途端に場がざわついたのを今でも覚えています。
まあ確かにこんな曲を静かに聴かれても辛いので、今思うとざわついて頂けて良かったです。以降も何度か練習会で弾きましたけど、いつからか他の方が弾く曲とのギャップがおかしくて弾いてる途中に吹き出しそうになるようになったので最近は弾いてませんね。
何はともあれ、クラシックやジャズの名曲が流れる中でポップスのしかもかなり雰囲気の違う曲をぶち込んでしまったわけですが、白い目で見られることなく、皆さん面白がって色々話しかけてくださいました。本当に有り難かったです。おかげさまで、今日まで練習会で変なポップス曲を弾き続けていられてます。
初回参加後は、案の定、大学が忙しくなって半年くらい幽霊部員でしたが、社会人になってからは定期的に参加させていただいています。
参加させて頂く度に色々な方との出会いがあって、何となく社会というものを間近に感じられる気がします。普段の生活であまり意識しないようなあんな仕事やこんな仕事を、「実はこの前サークルで会った〇〇さんがやってる」というだけで何というか、ありがたみが生まれます。ピアノ技術が向上している実感はあまりないですが、こういう楽しみ方も有りでしょう。
私と同じ回で参加した同期の方々含め、ピアノ面でもその他の面でも多くの刺激を受け、楽しく参加させていただいています。
どうぞ、これからの101回目以降もよろしくお願いいたします。