数日前、友人が「この曲弾いてくれる人いないかな」とつぶやいているのを見て、
とあるユーチューバーの真似をしてみようかと思いました。
そう、「○○を仕上げるのにかかる期間検証してみた」です。
今現在、秋の発表会・来年春の発表会でやってみたい曲をメインに
練習していますが、あまりにその曲に集中しすぎると偏りが生じます。
なので常に、メイン以外の曲を持つことにしています。
(なので仕上げるまでの期間は設定しない)
つながりなど知らずに色々なジャンルに触れて、
その経験を踏まえ、ある時そのつながりに気付く。
この形が一番深く刻まれると思っています。
(要は自分の中で系統立てること)
そんなわけで今回のお題は、ショパンエチュードOp.25-2。
まずは前段階の整理。
①聴いたことはある曲か
→yes
①’複数の演奏者による演奏を聴いたことがあるか
→yes
②練習してみたことのある曲か
→no
③同じ作曲家の曲を練習したことはあるか
→yes
以上より、
①曲(音)は知っている
①’弾き方は複数知っている
②読んだことが無いので分析など深くは知らない
③作曲家の癖は多少知っている
状態だと分かりました。
それでは5/19スタート。。
正規の教育を受けてはいないので、非常に雑なやり方であることを念頭に置いて眺めてください。
Ⅰ. 楽譜をコピー
書き込んでも心が痛まない状態にします。
Ⅱ. 楽号など分からない指示記号を調べる
世界共通語とはいえ、作曲者により急に
フランス語やスペイン語、ロシア語などで指示してくるので調べます。
(今回は特にありませんでした)
Ⅲ. 曲調でざっくり分析
メインの調、形式(ABAとか)、Max/Min(どこが一番大きい/小さいか)
などを事前に調べます。
これにより、弾けるとこだけ元気になる、
いつでもうるさい/聞こえない、を回避して、
通して弾いた時のバランスを念頭に置いておきます。
Ⅳ. 繰り返している部分の違いが記入されているかチェック
l.4に対してl.23,24にかかるdimや、
l.7&26に対してのl.57のアーティキュレーション、違いが気になります。
(5/19今ここ)
怪我や時間的余裕で弾けないとき、ここまで進めておくと
その後の習得時間が大きく異なります。
Ⅴ. パートが複雑に存在する場合は、色分け等で見やすくする
バッハなど多声の曲だと、それぞれのパートを処理しきれないので
蛍光ペンなどで各パートの色を塗ります。
Ⅵ. ゆっくり 試し弾き
以前分析したとおりに弾いてみます。
ただし音をつかむのが目的なので繰り返しなしのブロック練習。
Ⅶ. ブロックの統合と速度アップ
ブロック練習のつなぎ部分を重点的に弾いたり、
速く弾けるか速度を上げていきます。
どうしても無理なら、ゆっくり片手練習に戻ります。
本当は和声・対位法的な分析までするのでしょうけど、
(Ⅵに入る前)
そこまでスキルがないので、特に気になった場所以外は特別なことはしません。
4ページ(パデレフスキ版)と短い曲ですが、
どのくらいかかるか・・・随時載せて実証してみたいと思います。