第32回練習会 at 国立ポーリアの活動レポート（by YUMI）

朝の暑さに若干辟易しながらも、練習会集合時刻の13時には、国立ではさわやかな風が吹いていました。
今回、ピアノを弾きたい!＆Cantabileの合同練習会では、初の試みとなります、Ⅰ部、Ⅱ部制で練習会を行いました。

ピアノを弾きたい!に在籍し、自身でもCantabileの管理人を務めてきて、いつも感じていたのは「ピアノを弾く人は個性的で、みんな楽しみ方、かかわり方が違うんだなあ」ということでした。

同じ趣味と言っても、かなり真剣に本格的にレッスンを受けている人から、日々の生活の気分転換、息抜きに、ピアノを弾くことを楽しまれる人。
メンバー間の会話でも、音楽の話に終始する方もいらっしゃる一方で、音楽以外の恋愛談議その他もろもろ、に花が咲いている場面も。

それでもみんな「ピアノが楽しい」「仲間と一緒に楽しみたい」という思いは共通しているならば、そうしたすべての人を同じ空間で取り込める方法がないものかとずっと考え、思いついたのが「Ⅰ部、Ⅱ部制」でした。
（ちなみに、今回の練習会をⅠ部、Ⅱ部制と銘打ってくださったのは、ピアノを弾きたい!管理人さんです）

Ⅰ部は通常通りの練習会の形態です。

国立会場は、二階のサロンルームがサロンコンサートを行えるしつらえになっていますので、若干緊張しながらも、しっかり演奏されたい方はこちらで。
また、一階の二部屋は、メンバー同士、近い距離でお互いの顔を見ながらの演奏になりますので、和気あいあい、談笑しながらピアノを弾きたい方向け。
まだ練習会不慣れな方は、こちらの雰囲気がお勧めです。

さらに今回、一階のBルーム（ピアノが二台あるお部屋）では、ベートーベンのソナタを弾かれる方が自然と集まり、こうした雰囲気が自然の流れで、無理なく出来上がっていくのも、大変興味深いと感じました。
（それにしても、最近ベートーベン率が挙がってきているように思えますけど、私の気のせいかしら？）

また、演奏会雰囲気のある二階のサロンルームでは、今回ツェルニーやブルグミュラーを演奏される方が多く、私もそれに触発されて、ブルグミュラーを二曲、弾かせていただきました。
（楽譜を貸してくださいまして、ありがとうございました）

Ⅰ部途中では、並行して、17時から開始予定のⅡ部の準備も。
宅配ピザを頼んだり、ジュース、ビールといった飲み物を買い出しに行ったり。
練習会途中、息抜きに外出したい人と協力しながら、お話ししながら買い物をするのも、今回の練習会の楽しみ方の一つではなかったか、と思います。

お腹がすいたころ、Ⅰ部終了。
記念撮影をして、いよいよⅡ部に突入です。
テーブルやカウンターに用意されたピザ、グラタン、パスタ、サラダ、そしてなんといっても「乾杯のビール」！！！！

お疲れ様でした〜〜〜、の意味を込めて、皆さんでワイワイ、ガヤガヤ、お話ししながら、応接ルームは熱気でむんむん。
そして、サロンルームからは、どなたかがジャズピアノを弾き始め、それを聞きながらいい雰囲気で会話を楽しむ一幕も。

Ⅰ部ではクラシック、ソロ演奏に傾きがちな練習会も、Ⅱ部ではクラシックに限らず、連弾、弾き語りを希望される方も、演奏しやすくなると思います。
普段は「ジャンルは問いません」と謳いながらも、なかなかクラシック以外の曲を演奏できる雰囲気に運営上、もっていけなかった悩みも、少しだけ、解決できた気がします。

終始砕けた雰囲気で、あっという間に時間は過ぎ、終了時刻の20時になりました。
後片付けの時は、参加されたメンバーの方が、こちらが特になにもお願いしなくても、率先してお手伝いに加わってくださって、心から感謝でした。

初の試み、どうなるか若干の不安を抱えつつも、いい形で終えることができて、ホッとすると同時に、おおむね好評だったこのⅠ部、Ⅱ部制を、国立ポーリア練習会では今後とも続けていきたいと思っています。

ちなみに、国立ポーリア練習会は、お子様の参加も可能です。
お子様が途中疲れても、休憩したり、お休みできる場所が確保できる会場ですので、ご事情があってお子様連れを希望される方も、どうぞ、ご遠慮なくお越しくださいませ。