コロナウイルス、日本でも緊急事態宣言が出ました。しばらくは最低限の外出しか出来そうにないですが、家に篭っていると鬱々としてくるので、気持ちだけでも旅行した気分になりましょう。
という訳で、大学院卒業時の卒業旅行で行ったヨーロッパ旅行について振り返りたいと思います。
この旅行は初の一人旅だったのですが、そうとは思えないくらいアグレッシブな行程でした。
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パリ→トゥール→ボルドー→ブリュッセル→アントワープ→ルクセンブルク→パリ
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と言うものです。フランス、ベルギー、ルクセンブルクの3国を回った感じです。
EU加盟国の間には基本的に「シェンゲン協定」と言うものが結ばれていて、パスポートなしで国境を越えることができます。こうした人の行き来の自由さがEUの強さであり観光的にも魅力的なポイントではあるのですが、コロナウイルス流行の一員となったのも確かで、中々に複雑な感じです。
全部詳しく振り返ると大変な量なので、やるなら別の機会にすることにして、本当に簡単に国ごとの感想だけ書きます。
★フランス
ルーブル美術館、凱旋門に行きました。凱旋門とか行くと、スケールの大きさに驚きます。凱旋門デカ過ぎ!!
大きさだけでなく作りも精巧で、そこら辺の建物を見ながら歩くだけでも楽しいです。ただ、ちょっと裏路地に入ると移民の集団が居たりして、危険そうな雰囲気があります(堂々と歩いていれば何も起きませんが。)。この旅行の中で最も危ない雰囲気を感じたのは、意外なことにパリでした。
フランスは駅舎も立派なのですが、駅にピアノが置いてあります。あの頃は滅茶苦茶シャイだったので何も弾けなかったのですが、本当に悔やまれます。
★ベルギー
首都でありEUの本拠地でもあるブリュッセルと、フランダースの犬で知られるアントワープに行きました。
ベルギーといえばやはり、チョコレートでしょう。ベルギーチョコレートは、帝国主義時代のベルギーが植民地に敷いた圧政の名残だとメンバーの方に教えてもらいましたが、しかし美味しいものは美味しいのです。
ブリュッセルの中心街、グランプラスにはかなりの数のチョコレート屋さんが並んでいます。お洒落で可愛い店から、ブランドショップみたいな所もあります。GODIVAなどは日本でも有名ですが、私の一押しはなんといってもマルコリーニですね。チョコレートの常識が変わりますよ。
★ルクセンブルク
一人当たりのGDPがやけに高いところで知られる金融立国です。世界で唯一、大公が治めている国です。
世界遺産となっている「古い街並みと要塞群」はさながらファンタジーの世界のようで、歩いているだけで楽しいです。峡谷なので坂が多く、良い雰囲気を出しています。
「ルクセンブルク」は多分ドイツ語読みですが、フランス語(?)だと「リュクサンブール」となって格好良いです。
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という感じです。やはり、駅にピアノが置いてあるのは衝撃的でしたね。その頃の私はちょうど、「ピアノを運びたい」と思っていたこともあり、本当に羨ましく思いました。
実はこの一人旅、取り敢えず航空券と初日の宿だけ取ってあとはテキトーというザル計画だった上に、ポケットwifiを持っていかないなど、ツッコミどころ満載の完全に舐め腐った態度で挑みました。
「今日はホテルまで辿り着けるのだろうか?」と思ったことは多々有りましたが、行く前に何もしなかった分、行ってから滅茶苦茶脳みそを使ったので、それはそれで楽しかったです。もう3年以上が経ちますが、ほぼ全ての行程を自分で考えたこともあり、かなり色々覚えています。
またこんな、バカみたいな旅をしてみたいですねぇ。早く落ち着いてほしいものです。