「ああ、それね」
ってならないようにしたいものです。
ピアノを弾いて故障する、と言えばやはり今も昔も「腱鞘炎」でしょうか。
今まで腱鞘炎と言うものになりそうだと思ったことさえなかったのですが、春の定演向けに結構指を使う曲を選んだので、私も「腱鞘炎ってこれをひどくした感じなのかな?」と思う機会がありました。
身体の使い方に慣れてからは指や腱が痛くなることはなくなりましたね。ちゃんと弾けてないだけかもしれませんけど←
その他、グリッサンドをやる人は、皮がむけそうになったり、爪が欠けたりすると思います。「故障」という大袈裟なものではないかもしれませんが、手を怪我すると日常生活に支障をきたすので嫌ですよね。
さて、ここから本題です。
わたくし、ピアノを弾いていて、新しい怪我の仕方を発明してしまいました。
「こんな怪我の仕方あるんだ!」
と思える斬新な物な気がする紹介しますb
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怪我をしたのは左手なのですが、怪我の話ばかりしても楽しくないので、私がよく弾くポップス曲の弾き方を紹介しつつ話を進めようと思います。
まずはこちらの動画を…
https://www.youtube.com/watch?v=-b2wfpnapeY&list=OLAK5uy_kk-EmY6V7wcE2Dyig85Cw7sp0iNaFN9zo&index=127
YouTube ではお馴染みの、まらしぃさんの演奏です。
ぶっちゃけ、ピアノってこういう風に弾くものではないような気がするのですが、激しい左手のお陰でベースがかなり分厚いですね。
後半部の『グルメレース』では、左手がほとんど跳躍しかないです。簡単に弾いているように見えますが、実際にやろうとするとエグいです。
まらしぃさんのアレンジは弾き方のアクロバティック性に目が行きがちですが、意外と、かなり原作に忠実なアレンジが多いと感じます。
このカービィの曲とか、私の十八番のマリオの曲とか、聴くだけで懐かしさが込み上げてきますね。
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まらしぃさんの弾き方はまだ良いです。手が小さかったり、オクターブを弾くのに慣れていなかったりすると左手がかなりしんどいですが(実際、私も昔は誇張なしに3分弾いただけでくたびれて練習やめてました)、身体の使い方に慣れれば怪我なんてしません。
という訳で、もう一つ。
&list=RDF1PAuLqi84I&start_radio=1
春の定演ではこの人が作曲した曲を弾く予定です。
ジャズっぽいけどジャズでは無い感じ。即興的で自由な右手と軽快に跳ね回るベースの左手が特徴的です。序盤はまぁ良いとして、問題は「2:35」くらいからの左手です。
凄い…でもピアノってこうやって弾くものでしたっけ?
…楽譜にそう書いてあるので、しょうがないからやってみると意外と身体は動きます。が、
「指を鍵盤に衝突させる」
というような訳の分からない感覚に陥ります。衝突した跳ね返りで次の音を弾くみたいな感じです。大きくて頑丈な作りの親指はまだしも、小指には結構ダメージがかかります。外傷的な意味で。
結果、この部分が切れてしまいました。
絵が雑すぎてあれなんですけど、小指の端っこの、爪と皮膚をつなげているようなところです。
こういう些細な傷が、地味に痛ぇんですよ…
動画の演奏者、斎藤圭土さんは、ピアノデュオ「レフレール」の一人です。レフレールと言えば、低音部のベースの厚みと迫力が特徴的ですが、これを見れば「2人で弾けばまぁそうなるな」って思えます。
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先日、上野の奏楽堂という立派な会場で、当会のニューイヤーコンサートが開催されました。とても立派で弾きごたえのある&聴きごたえのある演奏会でした!
ということでやる気満々になって、普段の3倍くらい練習してみたらこうやって怪我してしまった訳です。
やっぱり、普段から継続してコツコツ練習することが大事なんですね〜
良いこと言ってんな。俺←
さて、そろそろ春の定演3会場も迫ってきましたね!
楽しみ!
http://phikitai2020.starfree.jp/wp/
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by S.I
ピアノ歴:小4〜高2、大学卒業〜現在
好きな作曲家:レフレール
その他の趣味:リキュール作り、お菓子作り、お笑いの研究
ひとこと:怪我をしてピアノを弾けない時ほど、ピアノを弾きたくなるのは何故なんでしょうか?