最近、お笑い動画の他、ゲーム実況とかもBGMで聞く頻度が増えました。お笑いと同様、ゲーム実況についても、すっと耳に入ってくる実況者とそうで無い実況者がいて、その差はなんなんだろう…みたいな事を考えてしまいます。病気だと思います。
とまぁ脱線しそうになりましたが、久しぶりにお笑いの研究成果を報告いたします。前回は「1. 氣が出ている」でした。
今回はそれをちょっと具体的にしたような話です。「氣が出ている」っていうのは具体的にどういうことか…と言うようなイメージですね。
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2. 間の取り方
「間」の取り方ですね。
喋り終わったあとに次の人が喋り始めるまでの間であったり、ボケとツッコミの間であったり、様々です。この「間」が不自然だとやっぱりちょっと違う感が出ます。
ここで言う間というのは、「自分が話していて自然な間」ではなくて「こちらがネタを聞いていて自然な間」です。ネタを披露するのは芸人さんですが、それを見て聞いて笑うのは我々観客なので、観客に合わせて間を作ってくれているかどうかが重要だと思います。
まぁ、普通に話しても同じですよね。相づちを打つにしても、相手の話すリズムに合わせて打つと言うのを皆さん無意識にやっていると思います。
上手いなぁと思う漫才やコントは、笑いを堪えて落ち着いて間の取り方をよく観察すると
「ここで笑わせる!」
と言う思惑がものすごい分かるし、ちゃんと面白いし…
そして何より凄いのが、観客が笑い終わるか終わらないかあたりで次のネタをブッ込んでくるところです。
「間」と言えば、今はもう見れないかもしれませんが、東京03がレッドカーペットに出た時の映像がかなり印象的です。
M1優勝ネタの「温泉旅行」をやっていたのですが、レッドカーペットは時間制限があるので早口になったり間を縮めたりしていて、「ちょっと違う感」が満載の舞台になっていました。
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3. 姿勢
姿勢っていうのは「お笑いに対する真摯な姿勢」とかではなくて、身体の姿勢のことです。漫才の場合の話ですね。
漫才をする姿を観察すると、身体は基本客席を向き、顔は客席を見たり相方を見たりしていル異が分かります。そして気持ちが入ると体ごと相手の方を向いたり、逆に完全に客席に向けて叫んだりします。
お笑い観ていると当たり前のように感じますけど、実際やってみると、慣れないと相当ぎこちないと思うんですよね。誰に対して喋ってるのかよく分から無くなりそうです。
ここで、自然とそれが出来るかどうかで笑える雰囲気が出来るかどうかが決まってくる気がしますね。
個人的なポイントは、ちゃんと全身(特に下半身。足の向きとか)を使って姿勢を取れているかどうかがポイントかなと思っています。
緊張して気持ちが上ずって、上半身だけで頑張って姿勢を取ろうとしている様がたまに見受けられますが、そういうのをみると笑いよりも「頑張ってネタ完遂してくれ」っていう応援の気持ちが勝ってしまいますね…
個人的に上手いなぁ~と思うのは、ナイツの土屋です。
どこがどう上手いかと聞かれると難しいのですが、「相方の塙(意味不明キャラ)に振り回されるちゃんとした人」感がひしひしと感じられて、見れば見るほど上手いなぁと感じさせられます。
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4. 言葉の選び方
最後に、言葉の選び方です。
例えば「精神錯乱状態」という言葉が有りますね。この言葉、活字で見ただけだと奏でも無いと言うか、「ふーん」っていう感じでしょう。
でも、
「お前、精神錯乱状態かよ!?」
って、友達に行ったらどうなりますかね。やばいですよね。
こんな感じで、実際に相手に行ったらインパクト絶大な言葉みたいな物を、ネタの良いところで使ってると流石だなと思ってしまいますね。
まぁ、こういう日記とか文章を書く上でも同じで、表現を変えるだけで全然印象が変わります。
「一体あなたは今まで何やってきたんですか?」
と
「一体あなたは今まで何やってきたんですか?(笑)」
みたいな。
「(笑)」って、正直スマホだと入力面倒くさいのですが、そこを妥協しないところが芸人としての鉄則だと思います←
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という感じでした。
では、また月曜日が来てしまいますが、お笑いを見て笑って乗り切りましょう!!!
=== by S.I ===
ピアノ歴:小4〜高2、大学卒業〜現在
好きなお笑い芸人:サンドウィッチマン、東京03、中川家、ナイツ、他多数
ピアノ以外の趣味:リキュール作り、お菓子作り、お笑いの研究
ひとこと:舞台の上に立って、人を笑わせる…いかに大変で奥が深い事であろうか()