江東会場の演奏会当日、10月16日土曜日の朝は、雨でした。それでも、晴天の概念が広い副実行委員長は開演の挨拶で、今日が晴天に恵まれた演奏会であることを私たちに刷り込ませ、外の天候はともあれ、演奏会場内は終始明るく暖かい雰囲気に包まれていました。
会場のティアラこうとう小ホールは、演奏者の息遣いが聞こえるほどステージと客席が近いこと、また、ピアノがベヒシュタインであることが特徴で、演奏者としても聴衆としても存分に演奏会を満喫できました。
お気に入りの曲を演奏する方、幼い頃に弾いた曲のリベンジをする方、ハンサムな男の子との思い出の曲を演奏する方など、演奏者は思い思いに曲紹介をして、ピアノに向かいます。ピアノ演奏は、演奏や表現の仕方によって多少なりともその人となりが表れるものと思いますが、近い存在の人達の演奏を聴くと、巧拙関係なく、この人はこういう人なのかしら、と思いを膨らませて、演奏終了後には一方的にでも距離が縮まる気がするので、私はPH会の演奏会が大好きです。
今回の演奏会では、休憩時間にベヒシュタインの試弾ができる豪華な企画もありました。言わずもがな、我々は「ピアノを弾きたい!」集団。試弾時間になると、今回出演しないメンバー含め、多くの方がピアノに触れ、絶え間なくベヒシュタインの柔らかい音色に包まれた演奏会場となりました。
私は演奏者として江東会場に出演しましたが、今回私が演奏に集中できたのも、スタッフの方が、感染症対策含め、諸事対応をしてくださったおかげです。私も他会場ではスタッフとして貢献したいと思います。
また、トラブルなく当日を迎えられたのは、PH会随一の几帳面な実行委員長による、完璧なスケジュール管理と実行力によるものですし、演奏会当日の和やかな雰囲気は、圧倒的なトーク力でまわりの人を笑顔にできる副実行委員長の人となりによるものだと思います。そして、秋の定期演奏会3会場をまとめている統括の全体把握と冷静な判断も欠かせませんでした。みなさんありがとうございました。
終わってしまった江東会場に想いを馳せ、寂しい気持ちになりながらも、またすぐに迎える武蔵野会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!