ブレハッチのコンサートに行ってきました！

昔からブレハッチが弾くショパンが本当に好きで、以前ブレハッチのショパンのピアノコンチェルト1番を生で聴いた時は生まれて初めてスタンディングオベーションしました。
テクニカルな部分と歌わせる部分のバランスが絶妙というか、華麗なのに繊細、というか。言葉では言い表せません。

今回はバッハ、ベートーヴェン、フランクの曲を演奏し、最後がショパンのピアノソナタ3番でした。ベートーヴェンなども良かったですが、やっぱりブレハッチはショパンだなぁ。
アンコールにもショパンのワルツを演奏してくれました。
迫力のある部分の演奏も好きですが、小さい音の響きがとにかく素晴らしいと思います。こういうところがショパンなんだよなぁ〜と思いながら聴いていたら、本当にあっというまでした。

つい先日ショパンコンクールが終わりましたが、色々なショパンが聴けてピアノ好きにはたまらないですよね！！！
一位になった方のコンチェルトを後追いで聴きましたが、まずテクニックに驚いたのと、王道な演奏という訳ではないのにちゃんとショパンなところがすごく印象に残りました。3楽章は鳥肌だった…
たぶんこれから年齢を重ねて、あのテクニックに情緒や表現がさらに乗ってきてとんでもないピアニストになるんじゃないかなとワクワクしました。

2位になった反田恭平さんの演奏は逆にザ王道！という感じで、最初から最後まで舞台を楽しんでいる姿に感動をもらいました。
何年も前に反田さんのショパンのピアノコンチェルトを聴きに行ったのですが、その時は勢いがすごくて最後オーケストラが追いついていないような感じでした。それはそれで良かったのですが、今回は一音一音を噛み締めているような演奏だったかなと思います。同じ人が弾いても、年齢やその時々によって全然違ったりするのがまた面白い。

なんか久々に真面目な日記を書いてしまいましたが、またコンサートに行ける日常が戻ってきて本当に嬉しいです。
「この人のこの演奏が好き！」というのがあれば、作曲家や弾き手に関わらず色々聴いてみたいので是非教えてください！！

A. M.
好きなCD：
・ブレハッチのショパンコンクール2005で優勝した時の本選の録音
・マキシムヴェンゲーロフ のチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト
・アルゲリッチのプロコフィエフ のピアノコンチェルト3番