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  3. 【メンバー日記】個人的めい言集


『めい言とは、「名言」と「迷言」の重ね合わせ状態のことを指す』

この言葉をご存知でしょうか?
何を隠そう、これこそ私が作り出した「めい言」なのであります。

という訳で、いきなり意味不明なことを言って混迷の渦を呼び寄せたところで、私の個人的なめい言を書いていきたいと思います。めい言とは何かを感じていただければ!

★「秘技⭐︎背水の陣!!!」

中学校時代のめい言になります。
「テスト勉強全然してねー」とか言い合っていた際にクラスの一人が編み出した技です。先生が丁度入ってくるタイミングで言ってしまうという、タイミング的にもバッチリなめい言でした。

ま、そういうこと言う人ほど、ちゃんと勉強してるんですよねー

★「まうでこ」

漢字で書くと「参で来」です。確か。発音は「もうでこ」ですね。現代語訳すると「こっちへ参れ」みたいな感じです。

出典は竹取物語で、月から来た人が竹取の翁に向かって言った言葉だったと思います。相手に謙譲語を使うという、現代語で考えるとぶっ飛んだ概念と、4文字で表現されるその破壊力が古文の授業で大ウケし、その後、学校内で要所要所で使われてました。

ウチの中高、なんか学年ごとにそういう類のめい言がありました。「あなかま」とかも流行ってましたね。「ああ、うるさい」という意味で、枕草子だったかな、、、

大丈夫、ウチの学校がおかしかっただけだと思います。

★「ずっと怖い人だと思ってた」

 3週間くらいやってた新入社員研修の終盤で女子グループ数人から言われた言葉です。もう笑うしか無い。

 多分、多分なんですが、私は一人でいるときは無意識に近寄り難いオーラを出してるんだと思います。そう言われればたまに、私に話しかけて良いものかどうか迷ってそうな人が視界の端に映ることがあります。

 みなさんなんかすみません!

★「今日からお前は、富士山だ!!!」

松岡修造氏のめい言を代表して、こちらを紹介します。

松岡修造さん、精神的な意味で私の命の恩人です。「精一杯足掻いて足掻いて、でも上手くいかない」みたいな、精一杯考え抜いて頑張ってる状態でこそ、修造さんの応援メッセージは心に響くような気がします。

会社に入社して初めて携わったシステムの名前がなんか富士山っぽい名前になったときは、

「これはもう運命に違いない」

と思いました。

ちょっと何言ってるかわからないと思います が、
富士山作んの、めっちゃ大変でしたよ。やれやれ。

★「女の子と手を繋げる()」

合気道の良さを紹介するときに、どっかの誰かがのたまった言葉です。

いやー、マジで魅力が伝わりますね。しかも全く間違ってないです。僕も何千回と、女の子と手を繋ぎましたよ。

優等生解答をすると、

相手の力の流れを察するのに集中してる訳だから、男だとか女だとか気にしてられないです。

……本音を言うと、

最初はやっぱりちょっと緊張したり気まずかったり動揺したりします。

ですが、投げたり投げられたりする対象だと思うと、なんかこう、、、
うん、しかし野郎と手を繋ぐよりは全然マシ…いや何でもないです。

…何言ってんだろう。俺。

取り敢えずみなさん、女の子と手を繋げるんで、合気道しましょう。

「女の子は?」って?
女の子は「女の子と手を繋げる」と言われてホイホイやってきた野郎どもを痛い目に遭わせてやることができます!
うん。そっちの方が楽しそうだな。

win win ですね。やるっきゃない!

★「あーもう○○てー」

大学院時代のめい言です。

 物騒な用語のため、跡形も分からないくらいにしておきます。物騒なことを当たり前のように言う所がポイントです。

 本当に精神的に追い詰められたときは、どうしようもない気持ちをみんなでストレートに表現して慰め合うって言うのもアリなんだなと思いました。

「あの時に比べたら、今なんて数倍楽勝だろ」

と思わせてくれるめい言です。

今でもよく呟いてます←

★「人の価値は、その友を見ればわかる」「あなたのお友達は散々ね」

伊坂幸太郎さんの小説に出てきためい言です。伊坂さんの文章は、なんというか、軽快ですらすら読めて好きなのですが、こういうよく考えると深い内容も“なんとなーく”放り込んできて、そういう所も好きです。

真面目に考えてすごく良い言葉だと思うのですが、発言者が割とだらしない所や、「あなたのお友達は散々ね」というツッコミの鋭さ(しかも発言者の奥さんに言われる)も素晴らしいものがあり、「めい言」認定です。

これだけ素晴らしいツッコミされたら、ボケ冥利に尽きますよ。

★「一般社員は払わない」

入社した会社の部署での飲み会のルールです。

一番偉い人にもらいに行く→幹部社員にもらいに行く(○○さんはXX円出してくれましたよ?とか言う)→一通り回って足りなかったらもう一回一番偉い人にもらいに行く

をループすることで、一般社員の支払額をタダにする手法です。
このシステムで、偉い人が一人2万円くらい出してるところを目撃しました。

法律化した方が良いと思います(真顔)。

★「ザンパースー」

お仕事で出会っためい言です。
仕事の出張先で、違う部署のマネージャーが

「ザンパースーでジョブ打って〜」

と指示していました。
「ジョブ打つ」とか「ジョブ投げる」は初級業界用語(笑)で、ついに自分達が作ったシステムでジョブ打てるんだな、見たいな気持ちになったのですが、その前の「ザンパースー」というのが意味不明で、

「勉強が足りないな」

という気持ちになりました。でも社内の仕様書とかに全然そんな用語出てこなくて、

「ザンパースーやっといて」って言われたらどうしよう?

みたいに悶々とするという日々を過ごしていたのですが、同じ人が

「サブロー」

と言っているのをを聞き、意味がわかりました。
麻雀が得意な方は、ピンと来るでしょうか?

“3(ザン)8(パー)4(スー)

という意味でした(笑)。ただ数字を中国語読みしただけです。

あ、この人多分麻雀好きなんだな、となんか凄く平和な気持ちになった覚えがあります。

↑あ、一応言っとくと、平和とピンフ(麻雀の役)とをかけてるんですよ?←←←

…..伊坂幸太郎さんの『砂漠』でピンと来る方、語り合いやしょう。

★「まぁどうせこんなことになると思ってたけどね!!!そうだろ?!(笑)」

これもお仕事めい言です。
ザンパースーにジョブ投げてた時期、開発も大詰めの時期です。
そんな時期に、さすがの私でもドン引きの、

「ホンマに、世間に顔向け出来ねぇぞ?!」

というレベルの相当マズい障害が起きました。
運の悪いことに、私のいる部署はそういう時に先陣を切って尻拭いをしなければならない部署でした。その時に私の部署のすごく偉い人が仰った言葉がこのめい言です。

大事なのは、「(笑)」のところです。
チームの面々が

「今更こんな障害出んの?」
「これ下手したらニュースになるで?」

という感じで呆然としている中、てくてく歩いてきて爆笑しながら放り込んできました。
その後の物凄いリーダーシップぶりと合わせて

「偉い人ってすげぇな」

と本気で思いました。
よく無事に済んだよな、と今でも思います。

★「この大学に入ってラーメン屋回らないとか、そんなことがあってはいけない」

私の人生で出会っためい言の中で、一二を争う感動めい言です。

発言された方は、いわゆる「頭良い上に性格も良い人で、結果良いように使われてしまう苦労人」みたいな方で、私もお世話になってしか無いです。
大学の学部4年生、今思い出しても酷い1年間の研究室生活の中で、唯一の希望の光でした。

この人が私に対してやってくれたようなことを、他の誰かにできているのだろうか?とたまに思います。

僭越ではありますが、発言者の方、何処かで充実した人生を送られてれば良いな、と思っています。
というか、送っててくれ。絶対に。

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取り敢えず、以上です。

「めい言」とは、やっぱりその時の雰囲気とか状況とか、そう言うものとセットで楽しむものですね。

「名言」のような格好よさもなく
「迷言」のようなインパクトも必ずある訳ではない

ですが、その時の思い出が、爆笑であったり郷愁みたいなものを産んでくれます。

皆さんも「めい言」はお持ちでしょうか?
ぜひ、教えてください!!!

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by S.I
ピアノ歴:小4〜高2、大学卒業〜現在
好きな作曲家:レフレール
ピアノ以外の趣味:リキュール作り、お菓子作り、お笑いの研究
ひとこと:自分の発言が他の誰かのめい言になることはあるのだろうか?と、ふと思ったりします。

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