1. ホーム
  2. コラム
  3. 【メンバー日記】仙台のストピに挑戦だい!(その1)

大事なことなので、もう一度言います。

仙台のストピに挑戦だい!」

どうも、T.N.です。今日も元気にストリートピアノ日記を書いていきたいと思います。

8月8日(金)、筆者は1日早くお盆休みをとり、ストリートピアノの旅に出かけました。今回の目的地は仙台です。新幹線の車内はほとんど満席で、帰省の人や旅行客らしき姿も多く見られます。窓の外を流れる夏の景色を眺めながら、「今日はどんな出会いがあるだろう」と胸が少し高鳴ります。

仙台駅に到着すると、構内は七夕の装飾で華やかに彩られていました。そう、この日はちょうど仙台七夕まつりの最終日。改札を抜け、西口から続くアーケード街へと足を向けます。

アーケード街は、色とりどりの吹き流しで彩られ、人で溢れかえっていました。その壮観な光景に圧倒されつつ歩を進めると、道中いたるところにさまざまな七夕飾りが並びます。

それぞれの飾りをよく見てみると、折り鶴や繊細な切り紙など、作り手の情熱と技が惜しみなく注がれており、一つひとつに込められた思いが伝わってきます。その精緻な美しさに心を動かされながら、夏の仙台ならではの風景を堪能しました。

七夕飾りに彩られた2km弱ほどの道を歩いた後は、勾当台公園駅から地下鉄に乗り、南へと向かいました。

降り立ったのは長町駅。再開発された整然とした街並みを進むこと約5分、大きなテレビ局の建物が見えてきます。ここはkhb東日本放送。この暑さの中、有り難いことにロビーは誰でも入れるとのこと。館内へ足を踏み入れると、目の前にはライトブルーに塗装された美しいアップライトピアノが置かれていました。

このピアノは、khbの「子どもの笑顔を広げようキャンペーン」の一環として設置されたもので、気軽に訪れて音楽を楽しんでほしいという思いが込められています。1960年代後半から個人宅で使われていたものだそうですが、年季を感じさせないほどきれいに装飾され、生まれ変わっていました。

早速、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番第1楽章を弾かせていただきました。非常に柔らかい音色で優しく響き、コンディションも良好。その場には受付スタッフとカフェのスタッフの方以外おらず、広々とした空間で静かに演奏と向き合える贅沢さがありました。演奏中、お母さんに連れられた小さな男の子が興味津々にこちらを見ていたのも印象的でした。満足のいく時間で、この場所がこれからも子どもたちに音楽を身近に感じさせる空間であり続けてほしいと願います。

再び地下鉄で仙台駅に戻り、今度は七夕会場とは反対側の東口へ。メインストリートを5分ほど進むと、住宅展示場が現れます。ここはtbcハウジングステーション仙台駅東口で、各住宅メーカーのモデルハウスが並びます。

その中の一つ、ダイワハウスのモデルハウスに入ると、真っ白なカワイのグランドピアノが目に入りました。奥から現れたスタッフの方が「ピアノですか?どうぞ弾いていってください」と声をかけてくださいます。元々はダイワハウスの防音室「音の自由区」の宣伝用に置かれているもので、SNSへの投稿を条件に15分まで演奏できるとのこと。この時は他に人もおらず、「ゆっくり弾いていってください」との有り難い言葉をいただきました。

大屋根も全開という、ストリートピアノとしては非常に貴重な環境。ここではベートーヴェンのソナタ32番2楽章を演奏しました。驚いたのは、その音響です。低音から高音まで豊かに響き、防音室とは思えないほどで、まるで小さなコンサートホールで弾いているかのような臨場感がありました。ピアノの状態も素晴らしく、タッチの反応も申し分なし。これだけ気持ちよく演奏できて外に音が漏れないとは、技術の高さに感動します。あまりに心地よく、つい長めに演奏を楽しんでしまいました。本当に来て良かったと心から思える体験でした。

【今日の飯テロ】
今回は、冷やし中華発祥のお店に行きました。

暑い外を歩きまわったあと、麺の冷たさが心地よく染みました。

ピアノサークル ピアノを弾きたい!

Contact

Mail

info@pia-no.com

WEBSITE

https://pia-no.com