【メンバー日記】椅子の高さ考③

前回に続き、演奏時の椅子の高さ、3回目です。 今回は肘の高さが鍵盤と同じくらい、 中間について触れてみます。 この弾き方で有名と言えば、やはりこの方。 ショパン先生のご登場です。。 背筋を伸ばして、ボウリングの玉なみに重たい 頭の重量を背骨のカーブで受け止め、 座骨から椅子へと伝えて身体を支える。 その上で腕の力をダランと抜き、 肘を直角になるくらい曲げて、手が鍵盤の上に、 自然なカーブを描いて乗る高さ。 柔らかく、柔らかく。 恐らく、体格が今くらいになってからで考えると このポジションで弾いた時間が一番長いです。...

【メンバー日記】椅子の高さ考②

前回に引き続き。 椅子の高さ、人それぞれです。 では実際に、プロを含め椅子の高さ、どのようになっているでしょうか? 前回も触れましたが、肘の高さは鍵盤に対してどのくらいでしょう? なんだかんだ言っても、現代日本は非常に恵まれているので、 過去の大演奏家の映像などが見放題、勉強し放題です。 その中で ①椅子の高い人の急先鋒と言えば(独断と偏見で)リヒテルでしょう。 ネイガウス派と言われるだけあって、同門の スタニスラフ・ネイガウス(ブーニンのお父様)も椅子(肘ポジション)高いな、 というのが印象的です。...

【メンバー日記】ピアノの想い出(その5)

この頃の想い出の曲の一つに、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲:第18変奏」があります。これは、私が小学生から中学生にかけて毎週日曜日朝9時頃からNHKラジオで放送されていた「希望音楽会」の始まりのテーマでした。あまりにも有名な曲ではありますが、私がその曲名を知ったのは、ずっと後になってからでした。余談になりますが、当時、立体音楽堂という番組があり、NHKの第1放送と第2放送を使ってのステレオ放送が毎週行われておりました(無論、ステレオオーディオ装置などというものはまだ存在しません)。「2台のラジオを置いて別々のチャンネルに...

【メンバー日記】ピアノ椅子の高さ考①

唐突ですがピアノ椅子の高さについて、ふと書いてみようかと。 PH会で私が弾く(一種、異様な)姿を見た人は、 「あぁ・・・まあ、一家言あるんだろうね」 と冷笑する方もいるかもしれません(TT) しかし良い悪いは「世間一般の常識」で判断するものではなく、 『自分に合っているか』『その人に合っているか』で判断していく方が 様々な世界への扉を開いていけるのでは、と思うのです。。 そもそもピアノの椅子、皆さんはどんなものをお使いでしょう? 市販の有名どころ(?)では、 背もたれ付きで高さ調節が段階式のものと、...

【メンバー日記】未来はあと15年?♪ 鮮やかな紅葉の中をガイドして☆

一昨日は、珍しく暖かい上に、快晴。風もなく最高の天気で、ひと月振りに、ボランテイアのツァーガイドに行ってきました。 たいていは、土曜日に、ボランテイアグループで、東京駅前に集まった、ツーリストの人達を、皇居東御苑に案内しているのだけど、この日は、ボランテイアメンバーの希望もあって、平日の朝から、お昼にかけて、ご案内して、解散後は、あまりに好天なので!、北の丸公園を散歩して来ました。 珍しいくらいの好天に、イチョウや桜、ケヤキなどの紅葉が、鮮やか。...